Fall Out Boy 「Infinity On High」

インフィニティ・オン・ハイ-星月夜 デラックス・エディション(初回限定盤)(DVD付)

シカゴ出身の4人組による3作目。初めて聴きました。

剛直でカラッと垢抜けたポップ・パンク。ちょうどマイケミやエルレなんかを彷彿とさせるタイプで、いかにもアメリカって感じの音ですが、とにかくどの曲もメロディが良くて、フレッシュな勢いがある。壮大な幕開けの 「Thriller」 → とことん突き抜けた 「The Take Over, The Breaks Over」 の流れで完全に掴まれて、そっからはもう骨太でキャッチーなパンクチューンの連打連打。どの曲においてもパワーが迸ってて、聴いてて凄く気持ち良いんですね。また 「This Ain't a Scene, It's an Arms Race」 の R&B 風打ち込みビートや 「Hum Hallelujah」 のハレルヤ大合唱、 「Thnks fr th Mmmrs」 のオーケストラ＆ラテンアコギ、さらに 「The Carpal Tunnel of Love」 ではスクリーモ絶叫まで導入してたりと、アイディアもそこかしこに満載。そのどれもがキャッチーさを助長させるフックとして機能してて、ことごとく痛快にヒットしてくる。まさに旬の勢いが良く出てる、脂の乗ったアルバムだと思います。ただ打ちのめされるほかない。

Rating: 9.0/10
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