BEAT CRUSADERS 「EPopMAKING 〜Popとの遭遇〜」

EPopMAKING~Popとの遭遇~

EPopMAKING~Popとの遭遇~

「P.O.A. 〜POP ON ARRIVAL〜」 以来2年ぶりのフル作。俺が聴いたのは通常盤の方です。


まー良くも悪くもいつものビークルですね。骨太な演奏とタイトル通りポップネスに拘ったメロディ、エモな濃さを湛えたヒダカトオルのヴォーカル、そこに鮮やかなキーボードをまぶしたパワーポップサウンドの応酬。その中で特に気に入ったのは、シリアスな陰りを見せるメロディと SF アニメ的なキラキラ感が同居したディスコナンバー 「ANOTHER TIME/ANOTHER STORY」 、ポルカっぽいフレーズを取り入れてメロディの甘酸っぱさが冴え渡った 「MIGHTY BLOW」 辺りですかね。でもそれ以外は、全曲キラーチューンと言っても過言じゃなかった前作と比べると、やっぱり劣る。というか率直に前作の焼き直しのような曲が多いなあ…と思いました。 「TREASON」 は 「DISASTER」 、 「GHOST」 は 「LOVE DISCHORD」 、「LET'S ESCAPE TOGETHER」 は 「BLOCKBASTARD」 といった風に。もちろんちゃんと聴き比べればそれなりに違いますけど、アルバム内での位置が似てるから余計そう感じてしまう。そんな感じで悪くはないけど、全体的にはもう一つ突き抜けたものが欲しいという食い足りなさが残りました。


Rating: 6.0/10
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