NAHT 「In The Beta City」
- アーティスト: NAHT
- 出版社/メーカー: ディウレコード
- 発売日: 2007/06/22
- メディア: CD
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「カオティックな変拍子や不協和音が〜」 という叩き文句につられて聴いたんですが、中身は直線的なディスコビートの上でジャキジャキのギターとシンセが絡む、所謂ニューウェーブリバイバルでした。それぞれの音が粒立った状態で火花を散らしながら対峙してるというか。 The Rapture が一番近い気がします (そこまでヤケクソなわけでもないけど) 。洗練とカオスの狭間を行き来するノイジーなギターや、時に導入されるパーカッション、その中にシリアスな緊張感を一本ピシッと通してる感じで、 「ILL BEAT AWAKES」 はそういった魅力が一番良く出てて格好良い。他にも良いと思う瞬間は少なからずあるんですけど、軸にあるニューウェーブロックなサウンドは正直食傷気味な感が否めなくて、 「何故こういう音を今更?」 という思いの方が強かったです。 「SKYLINE OF THE BETA CITY」 ではポストロック的なアプローチも見られるので、そういう面がもっと多くあると良かったのかも。なので悪くはないけど何かもう一つ、といった感じでありました。
Rating: 6.6/10
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