the studs 「studs」

studs(TYPE A)

元蜉蝣、元 deadman のメンバーを中心とした新バンドのデビュー作。

作曲者が同じなのもあってか、方向性は後期 deadman からほとんど変わってませんね。ダークな匂いを漂わせるオルタナ/ヘヴィロックで、ギターの音が独特の枯れた味わいを感じさせる所も変わらず。その一方でヴォーカルの大佑氏、最後に聴いたのが2001年頃なんでアレですけど、こちらはえらく変わったなあと思った。前はキリトっぽい端正な声質だったと記憶してるんですが、ここでは終始ダミ声で言葉を叩きつけるような歌い方。正直これは好みじゃないなあ…という感じでした。押しが強いばかりでメリハリに欠けるし、がなるのに無理してる感もある。それに音だけじゃなく曲自体まで枯れてきてる気がします。アグレッシブかつグルーヴィにうねる 「thursday」 はなかなか良かったですけど、それ以外はメロディや演奏にも以前のような冴えが感じられず、初音源なのに大丈夫か…ってなってしまう。まだ結成して間もないし模索の段階なんでしょうかね。とりあえず今の時点ではちょっとキツかったです。

Rating: 5.2/10
Links: 【公式】