BUCK-TICK 「天使のリボルバー」
- アーティスト: BUCK-TICK,櫻井敦司,今井寿
- 出版社/メーカー: BMG JAPAN
- 発売日: 2007/09/19
- メディア: CD
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前作 「十三階は月光」 はガチガチの重厚ゴシック大作でしたが、今回はその反動からか、従来のビートロックやパンク、ロカビリー等のオールドスクールなロックサウンドを前面にプッシュ、なおかつメロディは以前の (もしくはそれ以上に) 聴きやすさを取り戻し、ラフで風通しの良い仕上がりになってます。切なく突き抜けたポップネスが初期の頃の、それこそ 「JUST ONE MORE KISS」 なんかを彷彿とさせる 「RENDEZVOUS 〜ランデヴー〜」 、軽快に跳ねるリズムと優しく涼やかなメロディが心地良い 「リリィ」 、同じく跳ねた曲調ながらこちらはダークなセクシーさ、いかがわしさでゾクゾクする 「La vie en Rose 〜ラヴィアン・ローズ〜」 、40過ぎてこの弾け方はある意味凄い 「CREAM SODA」 、刹那的な情熱が妖しく燃え盛る 「絶界」 、前作の 「DIABOLO」 を大胆に改良したメルヘン怪曲 「Alice in Wonder Underground」 等々、なかなか粒揃いの内容。彼らにしては少し薄味な気もしますが、前作はコンセプトに捕らわれ過ぎて本来の魅力が生きてなかったと思うので、その意味では今回は非常に B-T らしいんじゃないかと。ファンなら十分楽しめると思います。