坂本美雨 「朧の彼方、灯りの気配」

朧の彼方、灯りの気配

朧の彼方、灯りの気配

「Harmonious」 から約1年半ぶりとなるミニアルバム。


益子樹がサウンドプロデュースということで、内容は瑞々しい透明感を持ったエレクトロニカ・ポップス。その中で勝井祐二が彼独特のヴァイオリンの音色でサウンドに奥行きと広がりを与えてたり、全編通して実に上品なカラフルさで彩られてます。またホーリーな雰囲気や実験的要素もそれなりに含んでますが、 Piana ほど俗世と隔たりがあるわけではなく、ポップなメロディや抑揚ある展開に程良いとっつきやすさがある感じ。そういったサウンドに彼女の伸びやかで耳馴染みの良いヴォーカルが良くマッチしてます。素朴な味の 「いくつかのこと」 、切ないメロディが特に際立った 「Silent Star」 、夜明けのような静けさと壮大さを併せ持った 「Still Song」 も素敵ですね。どの曲も透明感や浮遊感といった部分を前面に出していて、ひとつの短編映画を見てるようなコンセプチュアルな統一性もある。参加メンツを知ってる人は大体どんな音か想像つくだろうし、その想像の範囲を決して抜け出てはいないですけども、単純に聴けば気持ち良く浸れる良質ポップスであるのは確かです。寝苦しい夜とかに聴くと良いかも。


Rating: 7.6/10
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