BEAT CRUSADERS 「popdod」
- アーティスト: BEAT CRUSADERS
- 出版社/メーカー: DefSTAR RECORDS
- 発売日: 2008/06/04
- メディア: CD
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何だか枚数を重ねるごとに良くも悪くもセルアウトしていってる気がします。甘酸っぱく弾けるメロディに関してはもう完全に自分の持ち味を掴んでおり、それに加えて今回はヴァース→ブリッジ→コーラスの構成を巧いこと盛り上げて引き込む、そういったアレンジの組み立て方を手堅くこなしてる印象が強くて、要するにポップスとしてベタになってきてるという。なので新鮮味とかは正直言ってありません。でも多くの曲が 「P.O.A.」 の単なる焼き直しに陥ってた 「EPopMAKING」 に比べると、今回はアイディアに冴えが戻ってきてるように思います。一際キャッチーに響く 「CHINESE JET SET」 や泣きのエモさを湛えた 「BECAUSE」 は単純にポップさで頭一つ抜けており、他には女性ヴォーカルを従えた RYUKYUDISCO みたいなウチナーシンセポップ 「WORK IT OUT」 、あとギターサウンドの洪水とともにメロウな感傷が溢れるミドル曲 「SUMMEREND」 も良かった。まーその一方で 「HIT IN THE USA」 の自己パクリみたいな 「LEMON HEAD」 など焼き直しも相変わらず目立ちますけどね…。やっぱり個人的にビークルは一つのピークを過ぎてしまった感が拭えないです。