neco眠る 「ENGAWA BOYS PENTATONIC PUNK」
- アーティスト: neco眠る
- 出版社/メーカー: de-Fragment
- 発売日: 2008/09/09
- メディア: CD
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「新世界ディスコ」 というジャンル名が直感的に浮かんだのでそう括ることにします。ここで言う新世界とは革新とか発展ってことではなく、通天閣や串カツで有名な大阪のあの辺です。ディスコやらファンクやらレゲエやらダブやら、そういった雑多なジャンルを 「楽しく踊る」 というシンプルな意思の下にまとめて咀嚼、なおかつ楽器の音色は総じて骨抜きでチープ。だけどそれがチンドン屋のような下町風情溢れる牧歌テイストを醸し出しており、やたらと人懐っこくて親しみやすい。 SAKEROCK がさらに庶民派になったというか、サザエさんの BGM がディスコ調にヴァージョンアップしたというか （笑） 。もちろんただ優しいだけではなく突然オルタナっぽい荒々しさを出したり、ダブの深みに沈んだりといった捻くれユーモアも満載。そんな一癖も二癖もあるムードがちょうど新世界の街並みのイメージと直結するのですよね。関西圏以外の人に分かり辛くて申し訳ないですが。ライブでは一層熱を帯びて盛り上がりそうだし、関西ゼロ世代が好きならこれも要チェックでしょう。
