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Vampillia 「sppears」

V

sppears

sppears

大阪を中心に、海外でも活動を展開する大所帯バンドの初リリース作品。


きっと俺はこういう音楽を望んでたんだ…。気の狂れた道化師といった風情の上擦った男性ヴォーカル、低音グロウルと女性オペラ歌唱のトリプルヴォーカルが入れ替わり立ち替わりで登場、さらにヴァイオリン/ピアノなどのクラシカルな美しさとギター/リズム隊によるデスメタリックな獰猛さが大胆に交錯し、狂おしくも切なく、シアトリカルで頽廃的な新種のゴシックサウンドを展開しています。ほとんど不意打ちな秒殺ブラックノイズ 「setinarepce」 、ダンサブルな躍動の上で刹那的な情熱が開花するリード曲 「heyoah」 、荘厳なダークネスがズシズシと重苦しく圧し掛かる 「negame」 、一転してアコギのみのシンプルな演奏と Tujiko Noriko の優しく儚い歌声が涙を誘う 「mersum」 、そして 「mersum」 以外の3曲のカラオケが続き (何故?) 、ポストロック的音響性も見せつつさらに深い闇の淵へと落ちる 「detibeoncount」 、以上実質5曲。楽団的なバンド編成による猥雑さとレンジの広さを生かした、毒々しいほどに色鮮やかなサウンドがあまりにもインパクト絶大。2010年代を担うであろう突然変異アンダーグラウンド系最新鋭であります。ついでに言うと PV も狂ってる。


Rating: 8.6/10
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