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YOLZ IN THE SKY 「IONIZATION」

Y

IONIZATION

IONIZATION

大阪出身の4人組による、2年半ぶり2作目。初めて聴きました。


なんて不可解な。直向きなまでに4つ打ちに徹したドラムとグリグリ這い回るベース、それらリズム隊による人力ディスコビートを主軸に立て、その上をローファイ・サイケデリックな骨抜きギターサウンド、頭のてっぺんから発してるみたいなやけっぱちハイトーンヴォイスが浮遊。リズムだけ取り上げればダンサブルな躍動に繋がるはずなのに、ネジ数本緩んだ上モノのキテレツさがその快楽を単純なモノとせず、妙にシュールかつ不穏なムードを醸し出して聴き手をひたすら煙に巻く。おそらくニューウェーブ/ポストパンクの中でもアヴァンギャルドな実験性を追求した、ある意味一番濃い部分の電波を傍受してしまった感じ。中盤の表題曲 「IONIZATION」 や 「ONE WAY TO THE TROUBLE」 などは特に、そのシュールさに由来する神経性の毒気が強く、仄暗い闇の向こうで 「これでも踊れるか?」 と挑発的な薄笑いをニタニタ浮かべてる、そんな良い意味での底意地の悪さを感じます。頭でっかちな印象も少なからずありますが、他にはないオリジナリティがあるのも確か。何処かゆらゆら帝国にも通じるものがある、フリークスのためのダンスミュージック。


Rating: 7.0/10
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