2009年間ベスト20選


はいはい年末でございます。今年もまた書いてる俺が一番楽しい企画をやるわけですが、今年はなかなか豊作で10枚に絞り切れず20枚に拡張します。それではどうぞ。



20. DOIMOI 「Dialectic And Apocalypse」

Dialectic And Apocalypse

Dialectic And Apocalypse

単純にヘヴィロックとして歯応えがあり、オープンな印象のメロディも聴きやすい良作なのだけど、ご本人の楽曲解説を読むと 「この人たちホントに伸び伸び作ったんだなー」 って思うよ。
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19. BOGULTA 「A HAPPY NEW ANARCHY」

A HAPPY NEW ANARCHY(DVD付)

A HAPPY NEW ANARCHY(DVD付)

大阪アメ村のごった煮カルチャーとストリートヤンキー魂溢れるロッキンニューウェーブ。アートワークや PV にも独自のセンスがギラギラ。メンバー脱退が残念でしたね…。
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18. Anaal Nathrakh 「In The Constellation Of The Black Widow」

In the Constellation of the Black Widow

In the Constellation of the Black Widow

今年もガイキチさんは健在でした。鼓膜通り越して骨身をガシガシ削ってくるような激音チェーンソー・マサカー。一通り聴き終えた後の爽快感ったらちょっとしたもの。
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17. Rodrigo Y Gabriela 「11:11」

格闘弦(初回生産限定盤)(DVD付)

格闘弦(初回生産限定盤)(DVD付)

血沸き肉踊る演奏しかしないアコースティックギター神。前作よりメジャー感とロック感が若干増したように感じますが、何はともあれ最高。また苗場でお待ち致しております。
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16. PLASTICZOOMS 「CHARM」

CHARM

CHARM

The Horrors の新作も良い線いってたけど、個人的にはやはりこちらの方に軍配。 「The Shadow」 はポジパンシューゲイザー、冷たさと暖かさの幸福な出逢い。
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15. Mutemath 「Armistice」

Armistice

Armistice

良く出来たアルバムだなーと思う。正直微妙に好みからズレてそうな部分もあるのですが、やはり単純に完成度の高さに唸らされたし、サマソニのパフォーマンスも良かったのでね。
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14. モーモールルギャバン 「野口、久津川で爆死」

野口、久津川で爆死

野口、久津川で爆死

2010年代を担うであろう期待の新星はライブの度にパンティパンティ叫んでる愉快なアホの子だったりして、もう日本の音楽シーンは好きな未来に突き進めば良いと思う。
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13. Dinosaur Jr. 「Farm

Farm (Dlx)

Farm (Dlx)

格好良いロックンロールを演りたいように演って、どの曲でもギターソロではとことん弾き倒して、大好きなメロディをのほほんと気ままに歌って。ロック中年の鑑。
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12. PASTAFASTA 「PASTAFASTA」

PASTAFASTA

PASTAFASTA

パンク/ハードコアの即効性、瞬発力に全てをかけた不意打ち秒殺スラッシャー。曲が短いのもあるけど、リピート率は多分今年一番高かったと思います。
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11. school food punishment 「Riff-rain」

Riff-rain

Riff-rain

音響プログレッシブ J-POP の新鋭。残念ながら今年はフルレンス出なかったけど、順当なステップアップを経てブレイクに向かっていってる感じだし、来年は化けるかしら。
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10. Converge 「Axe to Fall」

Axe to Fall

Axe to Fall

よくこれだけ脊髄反射的にキャッチーなフレーズをバシバシ畳み掛けられるよな。アグレッションを研ぎ澄ませることのみに命をかけ、常に最高値を更新してくる鬼っ子ハードコア。
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9. Marissa Nadler 「Little Hells」

Little Hells

Little Hells

音楽的に幅が広がって、なおかつ濃さはそのまんま。甘美なる憂鬱を溜め息のように靡かせるフォークソング。聴き時を間違えると心がちょっと大変なことになる。
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8. Fuck Buttons 「Tarot Sport」

Tarot Sport (Dig)

Tarot Sport (Dig)

ノイズ大国の日本に生まれたからにはノイズを愛聴しないとネ!何度も聴いてるうちにどんどんハマりこんでいった。ボリューム全開で聴きたい系。
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7. Vampillia 「sppears」

sppears

sppears

大阪からは突然変異しか出てこないんでしょうか。ゴシックとメタルを大所帯楽団編成で捻じ曲げたシネマティック頽廃エンターテインメント。薔薇色の世界は時に悲しくもある。
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6. Bat for Lashes 「Two Suns」

Two Suns

Two Suns

音響の緻密さと楽曲の幅広さ、コンセプチュアルな構成、また単純にポップスとしての質の高さにも惚れ惚れする。 「Daniel」 は今年のフィメールポップ大賞。
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5. メリー 「アンダーワールド

アンダーワールド(初回限定盤)(DVD付)

アンダーワールド(初回限定盤)(DVD付)

パンクに開眼して新たな道を切り開いた力作。この速さと熱さはここにきてようやくやってくれた!という感じで、本当にね、グッとくる。
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4. Animal Collective 「Merriweather Post Pavilion」

Merriweather Post Pavilion

Merriweather Post Pavilion

熱帯密林の奥地にひっそり佇む桃源郷のような、サイケデリアが泉のように湧き立つ総天然色ポップ。フジロックのライブではわけ分かんなさに拍車がかかってて、何はともあれ凄かった。
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3. Antony and the Johnsons 「The Crying Light」

Crying Light

Crying Light

今年出会った中で一番衝撃的というか、聴いてて打ち震えたのはアントニーさんの新譜でした。遡って 「I am a Bird Now」 も聴いたけど、この作品の方がシンプルに絞り込まれていて、そのぶん派手さは欠けるけど美しさや格調高さは上じゃないかなーと思います。
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2. cali≠gari 「10」

10(初回限定盤)(DVD付)

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今年の話題を掻っ攫っていったのは何と言ってもカリガリですよ。もうどんだけ消費期限引っ張ったら気が済むのアナタたち…!余興が本気すぎるっつーか、今年はホント一年中彼らに振り回されっぱなしだった気がします。なんという商売上手。
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1. KalafinaSeventh Heaven

Seventh Heaven(期間生産限定盤)(DVD付)

Seventh Heaven(期間生産限定盤)(DVD付)

色々挙げましたが結局今年はカラフィナが最高でしたね。元々シングル曲が多いけど、全曲シングルカット可能な勢いの超充実した内容。伸びやかで芯があり、ハモりの相性も完璧なヴォーカルの表現力、説得力に圧倒されました。特に 「oblivious」 の完成度はマジ半端ない。何回聴いても鳥肌立つわ。 J-POP の正義はアニソンに在り。
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こんな感じで今年も色々と楽しませてもらいましたとさ。ブログはしばらく休みます。それでは皆様御機嫌よう。