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EFTERKLANG 「MAGIC CHAIRS」

Magic Chairs (Dig)

Magic Chairs (Dig)

コペンハーゲン出身の大所帯バンドによる、2年4ヶ月ぶりの3作目。


軽い。前作 「Parades」 では様々な管弦楽器をフル活用し、クラシカルな険しさ、重苦しさとも言える緊張感とリリカルな切なさが交錯する深遠なサウンドを展開していましたが、今作ではその険しさから幾分か解き放たれ、パノラマ的な広がりが一層増したオープンな印象になっています。勇壮でありながら裏側に物悲しさを纏ったメロディが、トラッド楽団的な牧歌ムードとともに耳に馴染む。ポストロックやエレクトロニカの要素も感じられた前作に比べると、今回は正しくインディロック的、もっと率直に言うと Arcade Fire 的。正直言って最初はドラマチシズムの薄まった Arcade Fire くらいの印象しか抱けなかったのですが、低熱でミステリアスな印象のあるメロディ感覚には北欧出身ならではのアイデンティティも感じられたり。中盤の 「Harmonics」 「Full Moon」 など、聴き進めていくうちにそういった独自の味が強くなってくる気がする。うむーしかし前作の重厚な作り込みに比べると気の抜けた感があるし、 「Mirador」 「Caravan」 のようにキャッチーな山場がないのも物足りなさが残りますね。惜しい作品でした。


Rating: 6.6/10
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