BRING ME THE HORIZON 「THERE IS A HELL BELIEVE ME I'VE SEEN IT, THERE IS A HEAVEN LET'S KEEP IT A SECRET」
There Is a Hell Believe Me I've Seen It
- アーティスト: Bring Me the Horizon
- 出版社/メーカー: Epitaph / Ada
- 発売日: 2010/10/05
- メディア: CD
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中二病罹患ロックンロール。直線的に突っ走っては大きくうねるビート、ザックザック刻むへヴィネスに絶叫シャウトといった超攻撃型メタルコアサウンドで、そこに澄んだクリーントーンやクワイア、ストリングス風シンセ、あるいはデジタルエディットを取り入れ、アグレッションを洗練させつつさらに鋭く磨き上げた作り。手数の多く苛烈な演奏によってドラマチシズムを限界までブーストさせておるわけですが、そのドラマがセカイ系くさいのなんの。そこには地獄があり、天国があり、終わりの始まりがあり、自由を奪う強大な力があり、そこに血を吐きながら立ち向かう僕と君がいる的な。メタルの硬さとパンクっ気の強いヤケクソ感、そういったブルータリティ全開でありながらキモにあるのは風前の灯のようなナイーブさ。この色々な意味での熱さはティーンのハートを鷲掴みにして離さないこと必至。いやでも冒頭 「Crucify Me」 から 「Fuck」 に至る怒涛の畳み掛けでは、死に急ぐような勢いで音塊の散弾を浴びせられ、思わずこちらの血も滾るほど。この青さは例えばマイケミやリンキンの持つメジャー感にも繋がるんじゃないかと。ちなみに俺歌詞とか全く読んでないけど大体合ってるよね?