2010年間ベストアルバム20選


前回に続き、年間ベストのアルバム編でございます。以下20枚はりきってどうぞー。



20. Alcest 「Écailles de Luna」

Ecailles De Lune

Ecailles De Lune

メタルはこんなにも儚く、美しくなれるということを教えてくれた1枚。テクスチャーの重層で見せる柔らかな月の光。ポストロック、シューゲイザー愛好家にも響くところは多いはず。




19. 茅原実里 「Sing All Love」

Sing All Love(初回限定盤)(DVD付)

Sing All Love(初回限定盤)(DVD付)

全編において攻めの手を緩めないフルボッコ系 J-POP の力作。みのりんはヒロイックな勇壮さがありつつ、天然でネジ外れてそうな恥ずかしい感じがあって良いですね (褒め言葉!) 。




18. BUCK-TICK 「RAZZLE DAZZLE」

RAZZLE DAZZLE(初回生産限定盤)(DVD付)

RAZZLE DAZZLE(初回生産限定盤)(DVD付)

先行シングルに輪をかけてアルバム本編は絶倫まっしぐらでした。 「ビビデバビデブー」 なんつートンデモ歌詞をこんなにセクシーに歌いこなせるのはあっちゃんを置いて他にいない。




17. 川本真琴 feat. tiger fake fur 「音楽の世界へようこそ」

音楽の世界へようこそ

音楽の世界へようこそ

日常に音楽は満ち溢れてる。それは情報が交錯する都会に限らず、長閑な田舎に帰ってもそう。鳥の鳴き声、波のさざめきだって音楽。なんて素敵な世界だこと。




16. Crystal CastlesCrystal Castles

Crystal Castles

Crystal Castles

何気に聴く回数が多かった。ビッチでシットなエレクトロパンク!だけじゃなく意外に真っ当にポップでもある。いや真っ当じゃないな。人を煙に巻いてせせら笑ってるようなポップ。




15. 川田まみ 「LINKAGE」

LINKAGE(初回限定盤)(DVD付)

LINKAGE(初回限定盤)(DVD付)

バキバキめにテクノだったりロック要素もあったりと、クールでシュッとしたイメージを打ち出してるけど、本来はキュートで甘い歌い方なんですよね。そのギャップもまた良きかな。




14. 相対性理論シンクロニシティーン」

シンクロニシティーン

シンクロニシティーン

個人的には理論の作品で一番グッときました。過去の経験を踏まえた上で、キッチリ手堅いアウトプットをこなしてる感じ。脳内でのエンドレスリピート率妙に高し。




13. The Body 「All the Waters of the Earth Turn to Blood」

All the Waters of the Earth Turn to Blood

All the Waters of the Earth Turn to Blood

今年のろくでなし大賞。この致死量以上の悪意の引き摺り倒しっぷりは本当に壮絶。劇薬どころではない、ドゥーム/スラッジの真髄を見た心地。




12. MELL 「MIRAGE」

MIRAGE 〈初回限定盤〉

MIRAGE 〈初回限定盤〉

森岡賢が出しゃばりすぎることもなく (笑) 、前作よりも曲の粒が揃った内容で順当にステップアップ。このヒロイズムを貫く姿勢にはスター性を強く感じます。




11. やけのはら 「THIS NIGHT IS STILL YOUNG」

ディス・ナイト・イズ・スティル・ヤング

ディス・ナイト・イズ・スティル・ヤング

ヒップホップ門外漢のオイラがこのアルバムに強く惹かれたのは、根っこにあるのがポップだからかな。それとこの楽観的な軽薄さには、裏側に別の意味が隠れてる気がする。




10. VERSAILLES 「JUBILEE」

JUBILEE(DVD付き初回限定盤)

JUBILEE(DVD付き初回限定盤)

ヴィジュアルロックとしての王道を愚直なまでに邁進した圧巻の1枚。思想、技巧、作曲センスどれも申し分なし。痛みを越え、薔薇に彩られた美しき革命は世界へと広がる… (うっとり) 。




9. Kalafina 「Red Moon」

Red Moon(初回生産限定盤)(DVD付)

Red Moon(初回生産限定盤)(DVD付)

アルバムの方もやはりハズレなし。もはや自分の中での鉄板です。順当に音楽性の幅を広げつつ、荘厳なハーモニーを惜しみなく前面に打ち出した充実作。いつかライブ行く。




8. Gold Panda 「Lucky Shiner」

Luch Shiner

Luch Shiner

文字通りの新星。スタイリッシュでグルーヴィ、なおかつ全ての曲が目映いくらいにポップ。俺の思う 「こんな音楽があればなあ」 を見事に体現してくれました。




7. Flying Lotus 「Cosmogramma」

Cosmogramma (WARPCD195)

Cosmogramma (WARPCD195)

新種のビート、新種のサウンドスケープ。宇宙的であり実験的、何処に飛んで行くか分からないスリルで力強く惹き込まれました。彼ならではのアイデンティティが強く出た異形のテクノ。




6. ときめき☆ジャンボジャンボECLAT

ECLAT

ECLAT

ポストロックがまだまだ死んでないことをまさか大阪のインディバンドに気づかされるとは。楽しく、切なく、人懐っこくて、感動的。さらに大きく羽ばたいて行ってほしい。




5. world’s end girlfriend 「SEVEN IDIOTS」

SEVEN IDIOTS

SEVEN IDIOTS

前作が weg キャリアの集大成的な内容だったのですが、そこから外へ大きく踏み出す勇気を見せた大傑作。 weg の可能性の拡大であり、ロックの可能性の拡大でもあるはず。




4. kamomekamome 「Happy Rebirthday To You」

Happy Rebirthday To You

Happy Rebirthday To You

日本人の出自が業のように刻まれ、祈りの領域にまで肉薄するカオティックハードコア。いくつも苛烈を重ねた末、緊張が解放へ向かうタイトル曲のカタルシスは本当に胸を打つ。




3. Jónsi 「Go」

Go

Go

俺が彼に望んだことを完膚なきまでにやり切ってくれた最高の1枚。音が 「咲く」 というイメージをこんなに鮮烈に見せつけられたのはこれまでに無かったかもしれない。目映いくらいに満開です。




2. 神聖かまってちゃん 「みんな死ね」
1. 神聖かまってちゃん 「つまんね」

みんな死ね

みんな死ね

つまんね

つまんね

きっと多くの人間の公約数となる感情の襞を、見っともなく、真摯に、ユーモラスに、メタとベタを織り交ぜて吐き出した現代なりのリアルなロックンロール。の子の作る音楽、メッセージはある意味では峯田和伸銀杏BOYZ) 、ある意味では五十嵐隆Syrup16g) なんかとの共通項もある。つまりはそういう類の、僕や君の代弁者であり新世代のカルトスターであるということ。今年1年は本当に、彼らから目が離せなかった。





以上。これ以外にもたくさん候補はあって、20枚に絞るのは本当に悩みました。上記以外だと andymori 、ミドリ、東京事変Base Ball Bear 、 Deerhunter 、 Antony and the Johnsons、 Ancient Bards 、 Misery Index 等々。非常に豊作で良い年でしたが1番はやはり神聖かまってちゃん。ホントにずーっと振り回されっ放しでしたとさという感じで2010年を締めくくらせていただきます。それでは皆様良いお年を。