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LUNA SEA 「20th ANNIVERSARY WORLD TOUR REBOOT -THE LAST COUNT DOWN-」 1日目 @ 神戸ワールド記念ホール

LIVE


逢えるとは思ってなかった。


昨年末に3年ぶり2度目の復活を果たし、ワールドワイドな規模のツアーを展開していた LUNA SEA 。まさかの黒服限定無料 GIG といったサプライズも見せたツアー、そのラスト公演であります。このライブの開催が発表されたのが12月の10日。チケット発売が15日。しかもドームよりお高い料金で。それでもキャパ約8000の会場を満員に出来るんだからつくづく凄いバンドだよなと思う。


ステージのバックには大きな満月に刻印された 「LUNA SEA」 の文字と、ステージ全体に半円を描くオブジェ。シンプルでありながら彼ららしい神秘的で宇宙的なセット。開演時間を20分ほど回ったところで (彼らにしては良心的だね!) フッと場内暗転し、暗いステージが深い青の色に照らし出される。厳かなピアノとノイズの SE が交錯する中、メンバー登場。


1曲目は 「Time Has Come」 。ゆっくりと大地を踏みしめるような力強いリズムで、新しい時代の、新しいバンドの幕開けを飾る。暗がりを切り裂いて会場全体を白く染めるライトの鮮烈さにハッとなる。そこからギアを上げて連発される 「Déjàvu」 〜 「SHINE」 といったアッパーなキラーチューンの数々。改めて思ったけど本当なんなんだこのバンド。国歌ばっかりか。もはや思い入れが強すぎて演る曲全てが大ネタに聴こえてしまう。この日は変化球もありましたが基本的に往年のヒットシングル/代表曲をメインにした Best of LUNA SEA な内容。俺は10年以上前に彼らを知って、それから今に至るまでそれこそ飽きるくらい彼らの作品を聴き続けてきたのですが、やはり10代の頃に聴いた曲というのは頭に根強く残りますね。ほぼ全曲フルで一緒に歌える。俺の内なる SLAVE 魂がライブという日の目を見ないまま何年も過ぎ、いい加減発酵しそうになってたところに真夏の灼熱光線をガンガン注ぎ込まれる感じ。もう眩しすぎて何も見えないし、身体は燃え上がるばかり。


私的ハイライトは 「FACE TO FACE」 。真矢が豪快に銅鑼を打ち鳴らして放たれる、渦巻くようなへヴィグルーヴが強い求心力を発する。ルナシーと言えばキレの良い疾走曲が一番の持ち味だけど、こういったミドル曲でもアンサンブルの力量がしっかり発揮されているのですね。あまりにも格好良くて脳髄に電気が走った。そしてレアな所ではシングルのカップリング曲 「RAIN」 。これもほんのりダークで透き通ったメロディが何気に良いのだよな。隠れた名曲。そこからさらに深みへ潜るミドル曲中心のセクションへ。 「Providence」 は SUGIZO のヴァイオリンが不調で最初音が出なかったのは残念だったけど、それでも安定感は一切崩れることなくバンドは音世界を拡げていく。


中盤では真矢ひとりがステージに残り、ドラムソロへ突入。荒々しくロールしては 「真矢ー!!」 のコールアンドレスポンスをとり、 「もっといけんだろお前らー!!」 と煽る。 「せいやー!!」 の掛け声とともに火柱が上がったり火花が炸裂したり、和太鼓のフィーリングを取り入れた彼らしいドラムソロ。そして次は J が威勢良く飛び出し、鋭くギッチギチに歪んだ音で鋼の鞭をしならせるかのごときベースプレイを披露。こういった演出もドーム級のバンドらしいビッグバジェットのベタさだけど、王道を突き進むというのは痛みを伴うものですからね。彼らにはその痛みを経た故の強靭さがある。


そして 「FATE」 を皮切りに再度攻めモードへシフト。ここからも出るわ出るわ国歌の数々。これも改めて思ったことだけど、彼らはイントロ2秒の掴みが最高ですね。例えば 「DESIRE」 の 「ダダダジャッ」 とか、頭にハイキック食らわせるようなそのアタック感だけで何の曲か分かって、そこから強引に惹き込んでくれるもの。国歌中の国歌 「ROSIER」 ではもちろん頭振りまくり、ラスト 「TONIGHT」 に至るまで一切攻めの手を緩めず、ひたすら突っ走って本編終了。 RYUICHI のお約束 「いくぞー!」 連呼も腹いっぱい聴けました。


アンコールでは新曲も披露。タイトルは 「Promise Tonight」 か。東京ドームでも演ってない新曲とのことだけど、そこそこにアップテンポで 「SHINE」 期の彼らを思わせる明快で開かれたポップネス。けれどさすがに月日が経ってるので 「SHINE」 発表直後に感じた違和感などはあまりなく、これが最新型のルナシーのスタイルなのだなと何となく納得。しかしこのモードでインディーズ盤の再録とかやって大丈夫かな…と思うが、よく考えれば黒服限定 GIG だってついこないだやったばかりだし、もう彼らは自分のどんな側面でも器用に切り出せるのだなと。


最後の 「WISH」 が終了し、カーテンコールでハッピーな大団円を迎えた…と思ったけど客は粘ってアンコールを続け、そしたら客電ついたままでメンバー再々度登場。うへぇこれってひょっとして予定外?それともこれも計算の内?何にせよまた嬉しいサプライズ。 「1曲だけ演ります」 と言って始まったのは 「IN MY DREAM (WITH SHIVER)」 。会場は一層ほのぼのな多幸感に包まれて終演したのでした。


実際に生を体感して再確認することが色々と多かった一日でした。明日に続きます。


あやふやなセットリスト↓
1. Time Has Come
2. Déjàvu
3. JESUS
4. END OF SORROW
5. SHINE
6. FACE TO FACE
7. gravity
8. RAIN
9. Providence
10. GENESIS OF MIND 〜夢の彼方へ〜
11. Drum/Bass Session
12. FATE
13. STORM
14. DESIRE
15. TIME IS DEAD
16. ROSIER
17. TONIGHT
(アンコール)
18. I for You
19. Promise Tonight
20. PRECIOUS…
21. WISH
(アンコール2)
22. IN MY DREAM (WITH SHIVER)