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撃鉄 「撃」

G

撃

2007年結成の4人組による初リリース作品。プロデュースに中尾憲太郎


野生の ENERGY 。引き締まった肉体美から放たれるのは、 INU を現代風にブラッシュアップして加速させたかのようなポストパンク・パンク。夜の闇を突っ切るようなスリリングさがありつつ、言葉遊びのユーモア、ひとつネジの飛んだ奇妙な音階によるアングラなダークネスもそこはかとなく感じさせる。俺はオープナーの 「部屋」 が特に面白いと思いました。ノイズを交えたフリーキーなギターサウンドも格好良いですが、 「かなり せまい からだにあわない」 「かなり でかい からだにあわない」 「おまえら きえれば ひろくなるのに」 と、現代のディスコミュニケーション病を端的な言葉で切り取り、ビートの躍動感に上手く散りばめた歌詞が秀逸。こちらの勝手な深読みかもしれませんが、この視線の鋭さはそれこそ INU と直結するんではないかと。他には一層キレの良いスピード感でまくし立てる 「ヨルテツ」 、少し牧歌的なポップ感も見せる 「はじまりの歌」 など、息つく暇もなく畳み掛けられる6曲18分。音作りにまだ甘い部分もありますが (もっとバキバキなシャープネスを!) 、次への期待を抱かせるには十分な顔見せ盤です。ちなみにライブではこれが勢いとキモさ2割増し。


Rating: 7.4/10
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