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Battles 「Gloss Drop」

GLOSS DROP [解説付・ボーナストラック収録 / 初回限定豪華特殊パッケージ仕様・国内盤] (BRC288LTD)

GLOSS DROP [解説付・ボーナストラック収録 / 初回限定豪華特殊パッケージ仕様・国内盤] (BRC288LTD)

4年ぶりとなるフルレンス2作目。


サウンドの中核を握る Tyondai Braxton が脱退してどうなることかと思いましたが、それによって得たものもあれば失ったものもあるという感じ。前作 「Mirrored」 で見られたヴォーカル導入、それによるポップ化がさらに進行して、随分とライトでオープンに開かれた印象を受けます。マスロック由来の複雑に入り組んだサウンド構築がありつつ、細部のフレーズひとつひとつは明快なものが増え、それらが重なって全体として出来上がる印象は陽気なタッチで、場面によっては人懐っこさすら感じさせる。メンバー本人は 「夏らしいアルバム」 と形容しているようですが、言われてみるとスティールパンのような可愛らしい音色が多く、それが南国トロピカルなフレーヴァーに繋がるかも。ドラムの鳴りが相変わらずの強靭な硬さ/鋭さを持ち、躍動感が常に持続しているのも夏らしさ、取っつきやすさの要因ですね。ただそういったポップ化が進む一方で、以前の研ぎ澄まされたストイックな空気、先の読めないスリリングな緊張感は減退。楽曲の構成力では少々甘さが残り、この辺はタイヨンダイ脱退の痛手が表面化してしまってると思う。個人的にはまだ以前の作風に未練が残ります。


Rating: 6.8/10
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