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Washed Out 「Within And Without」

Within & Without

Within & Without

US 出身、 Ernest Greene によるソロユニットのデビューフルレンス。


ロングバケーション。最近 US インディ界隈で流行っておる新ジャンル 「チルウェーブ」 というものにようやく俺も手を出したのですが、聴いてみてなるほどと。80年代ニューウェーブ風のチープな質感を残しつつ、エコー/リバーブ処理全開で広く薄く拡散するシンセサウンド。水面に身体を浮かべるような涼やかで心地良い浮遊感、また何処となくノスタルジックで甘酸っぱいメロディが肩の力を抜いて歌われ、夏の夕暮れを思わせる郷愁をジワリと滲ませる。シンセポップとミニマル/アンビエントの隙間を軽やかに潜り抜け、茹だる暑さにうってつけのチルアウト感覚が優しく身体を冷やしてくれます。キモとなるシンセ類やビートの音色は割と厳密に統一されているのですが、子供声のサンプルや女性の語り、チェロやピアノの響きといった一撮みのアイディアを上手く挿入するなど、アンニュイな中にも聴き手をダレさせない工夫が凝らされています。後半に向かうほどメロウな感覚が濃くなり、アーバンでロマンチックな切なさがより深く、鮮やかに移り変わっていくのもポイント。ジャケットは今年一番のシャレオツ度だし、今年の夏はこいつで決まり!的な。


Rating: 7.6/10
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