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八十八ヶ所巡礼 「SYG88」

SYG88

SYG88

2006年結成の3人組によるフルレンス2作目。


お遍路ロック。各々が結構な演奏力の持ち主で、ハードロック/プログレを基盤とするテクニカルな面がありつつ、ロックンロールとしての直線的な荒々しさも兼ね備えて様式には陥らない。ヴォーカルは女性ながら柔らかさや艶といった所謂女性らしさはあまり感じず、ドスの効いた声でやさぐれた力強さをアピール。曲構成、タイトル、あとジャケットも色々と不可解だったり、洗練とは程遠い日本人らしさの染みついたロックサウンドというところで、個人的には何となく人間椅子とか連想したり。ただ部分部分ではアッパーで盛り上がるようなフレーズを盛り込んでいるものの、それらが繋がった時に一つの楽曲として魅力的に映るかと言うと、また別の話でしてね。予測のつかない複雑な構成があまりスリリングな緊張感に結びつかず、聴かせどころが散漫になってしまってる印象を受けます。小〜中程度のうねりの連続は遠目に見れば平坦に見えるといった感覚。ライブで聴けば2割増しで勢いがつくかとは思いますが、この作品だけではそのバンドの持つ勢いを十分にはパッケージングしきれてないかと。


Rating: 5.8/10
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