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Thundercat 「The Golden Age of Apocalypse」

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Golden Age of Apocalypse (BFCD023)

Golden Age of Apocalypse (BFCD023)

ロサンゼルス出身のベーシストによる初ソロアルバム。


俺が彼の名を知ったのはご多分に漏れず Flying Lotus 「Cosmogramma」 に参加していたからですが、その高度なテクに裏打ちされた独特なベースプレイはインパクトの強いものでした。フリーキーな暴れっぷりを見せながら自在に弦を軋ませ、滑り、叩く。硬い鞭のようにしなっては打ちつける主張の強い演奏。しかしながら盟友 FlyLo らがプロデュースに関わった今回の楽曲は、シンセ/エレクトロニクスとピアノ、サックス、ストリングスといった生楽器がひとつに溶け合い、ディープな音響性とジャジーで上品なムードを保った落ち着きのある作り。 Thundercat のアグレッシブなプレイもそのムードの中に取り込まれ、手数の多さが下世話にならず、むしろ必然であるかのように綺麗に収まってる。細部のトリッキーな仕掛けを敢えて前面に出さず、イージーリスニングとも言える馴染みの良さでまるっと包んだ感じ。その趣向に心地良さを感じるか、物足りなさを感じるかで評価は分かれるかも。俺は最初は完全に後者でしたが (そりゃだって、この名義にこのタイトルじゃ厳ついのを予想するじゃない) 、数回聴くにつれて徐々に前者に移り変わりつつあるところ。ちと玄人向けか。


Rating: 7.0/10
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