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毛皮のマリーズ 「THE END」

K

THE END【初回盤】

THE END【初回盤】

前作から8ヶ月ぶりとなる、メジャー3作目にしてラストアルバム。


俺はまだ志磨遼平の詳しい声明を聞いてないのでアレですが、おそらく彼の中には結成から解散まで至るバンドの理想像というのが強くあったのかなと思います。勢いがピークに高まるうちに華々しく散るという、バンドとして最も美しい最期を遂げようと。今回の楽曲はどれも、解散というフィルターを通してひどく優しく、切なく、そして清々しく映ります。痛みを超えて旅立とうと宣言する 「HEART OF GOLD」 、澄んだ美しさの中で悲しみを湛えて踊る 「ラストワルツ」 、ロックンロールに夢中だったその夢から覚めていく 「The Ballad Of Saturday Night」 、けれどもいつかまた逢おうとささやかに歌う 「ダンデライオン」 、そして最後は激しく喧しいロックバンドとしてケリをつける 「ジ・エンド」 。ロンドンまで飛んだのはいわば卒業旅行だし、実際 DVD にあるアビーロードを前に興奮する志磨氏のロック少年まんまな姿、ビートルズのジャケ再現してる様子とかは観光そのもの (笑) 。従来のファン向けと言えばそうだけど、ここまでハッキリと別れのメッセージが詰め込まれたのは彼らの姿勢がずっと強靭だった証だと思うし、それはきっと普遍の魅力として映るんじゃないかと。


Rating: 8.0/10
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