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クリープハイプ 「吹き零れる程の I 、哀、愛」

2001年結成の4人組による、1年3ヶ月ぶり2作目。


「ラブホテル」 「女の子」 など、男と女の間に蔓延る感情のほつれを綴るのが上手いなあと。おそらく日常的にごまんとあり、遣る瀬無く下世話でいちいち口にするのも躊躇われる、出逢いと別れのイザコザを冷静な客観的視点で描く。それは斜に構えてるけど感情の本質は突っついていて、 「こういうのあるよねー。あるよねー…」 と何だか遠くを見るような気分になります。他にもどこぞのアイドルを皮肉ったような 「あ」 、自分自身のファンも自虐混じりにネタにする 「社会の窓」 といった辛辣なメッセージがある一方で、 「さっきはごめんね、ありがとう」 のような優しい言葉にホロリときてしまう。やたらと甲高い声で捲くし立てるヴォーカルはインパクトが強く一瞬怯みますが、聴いてるうちにすぐ慣れるでしょう (自分がどうしても慣れることが出来ないのは長谷川裕倫だけです)。それは良いけど、どうしても曲がね…。完全なる下北ロキノンポップロックのそれ以上でもそれ以下でもなくて、声とは裏腹のツルッツルなクセの無さは毒にも薬にもならず、せっかくの歌詞も右から左に抜けてしまう。単純に良い歌に徹してると捉えれば良いのか、それにしてもなー。

Rating: 5.0/10