MINAMI WHEEL 2013 1日目


今年も行ってきました。関西最大の音楽見本市ミナミホイール。いつの間にか今年で15周年ということで、今回は3連休フルに使っての過去最大規模。自分もフル参加してきました。まず初日の7バンドの感想を以下に。


333 (bababa) @ CLAPPER
大阪の3人組+サポートドラマー。 POLYSICSthe telephones あたりを彷彿とさせるシンセ・ダンス・パンク!垢抜けたそれらのバンドに比べ、彼らの場合はインディバンドらしく猥雑で自由度の高いサウンド。オルタナティブな刺々しさであったり、胡散臭いサイケデリックなサウンドを撒き散らしつつ、コミカルにはっちゃけたノリが意味関西らしくて親しみやすい。ギラギラのラメジャケット+サングラスでひたすらちょけまくるヴォーカルの空回り感 (笑) もこの場合良し。2〜3分程度のショートチューン畳み掛けで飽きることなく楽しめました。すでにアメリカツアーも敢行してるとのことで、きっかけさえあればいつでも火が付きそう。


赤い公園 @ JANUS
当然のように大入満員のジャニス。彼女らのライブは以前に Matt Elliot 来日公演の前座として見たことがあったのですが (そう言えばその時も同じ会場だったな) 、常に俯き加減だったその時と比べると段違いに堂々としたパフォーマンスでした。初っ端から 「今更」 「のぞき穴」 とシングルナンバーを連発。どれも技巧的で展開の読めないマニアックな曲ばかり、にも拘らずメンバーは常に笑顔を振り撒きながら所狭しと動き回り、演奏を心から楽しんでる様子。どのパートからも変な音がバシバシ飛び交い、ヴォーカル佐藤千明は長身と長い手足を駆使して客を大きく煽る。彼女ら本来の奔放さが目一杯現れた、大きな成長を感じさせるステージでした。ラスト 「ふやける」 では渾身の爆音&絶唱で2年前を微かに思い出したり。


ヤーチャイカ @ SUN HALL
東京出身の4人組、ミナホ出演はこれが2回目。こちらはこちらで相変わらず奇妙なフレーズを重ねまくり、聴いてるうちに彼らの表現する音世界にズブズブと飲まれていくような、独特の中毒性があるように思います。上擦ったハイトーン声に、和風のポップなメロディを主軸としつつ、下北系ギターロックと変態プログレッシブを掛け合わせた奇妙なサウンド。敢えて言えば初期の頃の OGRE YOU ASSHOLE に近いか?しかし個人的には全体の和風テイストからか、グルグル映畫館などの昔の地下室系/密室系バンドを連想しました。捻じれたポップ感であったり、地味だけどジワジワ効いてくる遅効性の味わいだったり…。メンバーもみんなその辺の文系大学生って感じであまり華がないのだけど (苦笑) 、妙に惹きつけられる感じはある。不思議なバンドです。


ゾンビちゃん @ club vijon
サブカルビッチ風クソ女wwwww音源流してカラオケwwwww痛いwwwww2曲で外出たwwwww


それでも世界が終わるなら @ Pangea
最近メジャーデビューした問題児バンド。本日2度目の大入満員です。居た堪れなくなるレベルの過剰で繊細な自意識や、端々に感じるミスチル成分に引いてしまう部分もあるのですけど、それと同時に90年代グランジ/オルタナティブロックの野蛮なラウド感や、端正でツボを押さえたメロディに強く惹きこまれるのも確か。そんな感じで好きなのか嫌いなのか凄く判断に困るバンドなのですけど、ライブ見るともっと判断に困る感じでした。丁寧に作り込まれた音作りで説得力のある演奏を聴かせ、 「夜を超えろ」 なんかは特に緊張感とサビのカタルシスにグッときた。意外に骨格がしっかりしてて安心したのですが、バンマス篠塚将行は MC に入ると辛うじて聴き取れるくらいの声で、長い髪を無造作にガリガリと掻きながら、音楽についての自分の考えを独り言のようにボソボソと喋る。しかもやたら話が長い。ガチでこの人コミュ障くさいな…。この天然っぽさ (と絶妙な計算っぽさ) がある意味で峯田和伸やの子に通じる部分があり、俺はやはり目を背けられないのだなと。


THE TEENAGE KISSERS @ SUN HALL
事前予習してる時に知っためっけもん。東京出身の4人組で、ヴォーカルがなんと北出菜奈。しかし過去の面影はほとんどありませんでした。 Hole や Queenadreena をすぐに連想させるゴシック・グランジサウンド。演奏陣はゴリゴリに歪んだ爆音を終始叩き付け、菜奈嬢はブロンドに染めた長い髪を振り乱し、声を荒げながら切迫感に満ちた歌を聴かせる。混沌としたダークネスの中にもダンサブルなノリであったり、何処かスタイリッシュでグラマラスな感覚が見え隠れする、そのスタイルはひどくクールで刺激的。体調不良やら事務所とのゴタゴタやらがあったからか、過去のゴスロリアイドルとしての経歴は一切封印し、おそらく彼女が本当に演りたかった音楽を追求するために始めたのでしょう。一切媚びることなく、洗練される前の初期衝動が前面に出た、これからの成長を期待させるに十分のアクトでした。


She Her Her Hers @ club vijon
club vijon ってなんだかシューゲイザー好きのイメージがあるんですが、この4人組もその一派に含まれるでしょう。繊細なギターサウンドを主体にした90年代シューゲ/ドリームポップサウンド。朴訥とした歌、牧歌的な楽曲の色合いはその筋が好きな人には確実にヒットするはず。ただ今回は音響的にギターの音が引っ込んでいて物足りなかったのと、フェス終盤の疲れとアルコールとゆったりした曲調が相乗して睡魔が…。すまんが途中退出。


秋の肌寒さで風邪を引きそうになりつつ、2日目に続きます。