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Arcade Fire 「Reflektor」

RCMD A

Reflektor

Reflektor

3年2ヶ月ぶりとなる4作目。


James Murphy をプロデューサーに迎えたとのことで、彼ら初のダンス・アルバムが完成しました。従来の勇壮なスケール感を持ったインディロックに、知的でユーモラスなシンセポップ/ディスコパンクががっぷり四つで組み合い、ほとんど Arcade Fire と LCD Soundsystem のコラボ作と化しています。 BPM は抑え目ながらバウンシーで腰の強いビートが確実に身体にヒットしてくる、それと同時に彼らならではのシリアスなエモーションを湛えた歌声が琴線を震わせる。この取り合わせは最初水と油のように思いましたが、実際に聴けば十分に練り込まれたアレンジでダンスビートが見事に彼らの血肉へと咀嚼されており、 「Here Comes the Night Time」 や 「Joan of Arc」 など仕掛け満載の曲もあったりで、2枚組70分超の重たい構成にも拘らずグイグイ聴き進められる。何より前作 「The Suburbs」 で全英全米1位の上にグラミーまで獲って、しかしながらそこに胡坐をかかずにチャレンジングで説得力のあるものをしっかり出してくれる、この姿勢が実に頼もしい。スタジアム級の風格と独創性を両立してるという意味で、もはや Radiohead に比肩する存在ですね。

Rating: 9.0/10