竹達彩奈 「Colore Serenata」

1年7ヶ月ぶり2作目。


最近は自分なりに頑張ってアイドル声優のアルバムをちょくちょく漁っているんですけども、竹達さんって最近の若手の中でも結構ぶっ飛んだ感じの声質じゃないですか。ちょっと前なら気恥ずかしさが勝ってしまってただろうけど、ここ数年の特訓の成果あってもうほとんど抵抗とかなく微笑ましいなあとか思いながら聴けるようになっちゃって、人間なんでもやればできる。それで内容の方は、前作も結構ロック的な躍動感の効いた楽曲が多かったですが、今作は作家陣の人選のせいかさらにロック要素が増してるような気が。絢爛なオープニングを経ての 「ちょこっとHONEYCOMB」 は強靭とも言えるファンキーなリズムが荒ぶり、そこから王道のアイドルポップへと雪崩れ込む流れがインパクト大。他にもしっとり可愛らしいメロディに挑戦的な不協和音ギターを突っ込んだ津野米咲作 「クレンジングラブ」 、山口隆から男臭さやエモさを抜いたら美しさが残った 「永遠にキミのことを愛したいと言わせて」 など、なかなかゴージャスだったりアクの強い楽曲が多い中、竹達さんの歌声のブレなさもくっきり浮かび上がった13曲。

Rating: 7.9/10



齧りかけの林檎/竹達彩奈 ミュージックビデオ - YouTube