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ドレスコーズ 「1」

「1」【初回限定盤】

「1」【初回限定盤】

約1年ぶりとなる3作目。


「才能なんかいらない」 という楽曲が入っていますが、実際のところ志磨遼平は、バンドをやる人間としては必要以上とも言えるくらいに、才能を持った人間じゃないかなと思います。志磨以外のメンバー全員が脱退し、その後すぐ2週間程度で今回の収録曲を仕上げ、全パートの演奏も一通り自分でこなし、サラサラッと完成という。自分だけでそこまでやれてしまう人間が所謂バンド幻想に則った活動をやろうとしても、そりゃ破綻をきたすよなと。今回はワイルドなロックンロールであり、牧歌的なフォークであり、日本人らしいグッドメロディな歌モノであるという、志磨遼平にとっておそらく最も根っことなる部分が素直に表れた内容です。一人になったからといって気張るでもなく、むしろ全体的に洒脱で品があり、肩の力の抜けた柔らかさが印象的。その中にはひとりとなった孤独感をひっそりと匂わせる、その哀愁にも何処かナルシスティックな面がある気が。まるでこの孤独も自分の書いたシナリオの一部、想定内の演出であるかのような。その演出感はマリーズのラストにも共通すると思うのですが、考え過ぎでしょうか。

Rating: 7.4/10



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