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TOY 「Join the Dots」

Join the Dots

Join the Dots

イギリスはブライトン出身の5人組による、1年3ヶ月ぶり2作目。


彼らが上條淳士に影響を受けてバンドを始めた…かどうかは定かではないですが、実際の中身は本当に若手のバンドかと疑ってしまうほど70〜80年代からの影響が色濃く、あながち冗談でもなかったりして。オープナー 「Conductor」 は7分に及ぶインストゥルメンタルThe Jesus and Mary Chain を彷彿とさせるダークなフィードバックノイズと、抑揚なく淡々と続くクラウトロックミニマリズム。この諸要素に分かる人はすぐさまピンときて微笑を浮かべるだろうし、そうでなくともこの緊張感に満ちたサウンドに思わず没頭してしまう人は少なくないはず。これ以降は真っ当な歌モノも多くありますが、ノスタルジックな哀愁や暖かみといったニュアンスに富んだメロディ、その裏では混濁した空間的ギターサウンドが毒を撒き散らす、そんな陶酔度の高い楽曲群はそれこそジザメリ直系。最近であれば Deerhunter などに繋がる部分も多いと思います。そしてラストの 「Fall Out of Love」 ではさらに尺を拡張して10分近くに到達。組曲のような構成と華やかなスケール感もプラスして圧倒的な音世界を展開しています。耽美でディープ、かつ知性的なギターノイズの新鋭。

Rating: 8.0/10