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Warpaint 「Warpaint」

W

Warpaint

Warpaint

ロサンゼルス出身の女性4人組による、3年3ヶ月ぶり2作目。


ミステリアスな音響効果で空間を包み込むポストロック風ギターサウンド、そこに切り込んで入るリズム隊はブレイクビーツのような熱とクールネスを併せ持った質感。ヴォーカルも清涼感のある声質で、幻想的なサウンドの中へ溶け込んでいくような儚さを見せる。総じて極めてインテリジェントな、それこそ Radiohead を筆頭とするインディロックの時流の先端をこのバンドも担っているのでしょう。特に耳を惹いたのは、タイトルからして今作中最もロマンティックなメロウさを持つ 「Love is to Die」 、鋭く研ぎ澄まされたビートとベースの存在感にゾクゾクさせられる 「Hi」 、ダンサブルなリズムがまるでサバトの儀式のようなキナ臭さを撒き散らす 「Disco//Very」 あたり。個人的に思い出したのは昨年の Esben and the Witch で、ちょうどあのバンドにも今作と通ずる冷ややかな空気感や、そこはかとなく流れる甘美な艶やかさがあったと思います。ただ少々ダークな雰囲気に酔いすぎて、前衛性を重んじるあまりこれといった聴き所がぼやけてしまってる気も。もっと歌メロを前面に出した方が楽曲全体もメリハリがついて引き締まるように思うのですが、どうでしょうか。

Rating: 6.4/10