May’n 「NEW WORLD」

NEW WORLD【ライブCD付限定盤】

NEW WORLD【ライブCD付限定盤】

1年10ヶ月ぶりとなる4作目。


今作でも様々な作家が楽曲提供しており、その中には野崎良太 (Jazztronik) の名前もあり。しかしながら本業で見せている所謂クラブジャズではなく、 「Lose My Illusions」 はエッジィなギターの効いたドラムンベース調だったり、 「MOONWALKER」 は幾分かムーディなハウスではあるもののキッチュなシンセの強さの方が印象的。 May’n への提供を念頭に置いた結果なのかもしれないけど、新境地を開いてるとは言い難いし中途半端な気もするな…。 May’n のヒロイックで堂々としたヴォーカルスタイルを意識せざるを得ないのなら、それだけ彼女の個性が強靭なものだという証明でもありますけどね。そこ行くとやはり浅倉大介先生による 「Chase the world」 であったり、超高速トランスでかっ飛ばす 「Mr. Super Future Star」 などはなんとも正義的。んで個人的に気になったのが最後のロック曲 「ROCK YOUR BEATS」 。アレンジャーの成瀬シュウヘイってどっかで見た名前だな、と思ってたら元 DEVELOP=FRAME て…。結構色んな所で活動してるんですね。全然知らんかった。泡沫の90年代が現代のメインストリームの屋台骨になってるという深イイ話

Rating: 7.1/10