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eastern youth 「ボトムオブザワールド」

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ボトムオブザワールド

ボトムオブザワールド

約2年半ぶりとなる16作目。


個人的にイースタンユース人間椅子と印象がよく似ています。かつて影響を受けた音楽的ルーツに拘り、地に足をつけた生活の中から生まれ出る文学的表現に拘り、あくまでも自分自身のオリジナリティに拘る。世間の流行り廃りに惑わされず、頑なとも言えるほどに自らの味を守り抜く姿勢、これは紛れもなくロックバンドとしての良心であり、彼らの表現は正しさに貫かれています。自分はイースタンのカタログ全てを拾えているわけではないのですが、彼らがいつの時もエモーショナルな歌心とクソやかましいパンク/ハードコア魂を忘れずにいるということは分かっているつもりです。今回はメジャーをドロップアウトして自主レーベルへと立ち帰り、今まで以上に背水の陣の状態で制作されたと聞きます。しかしそれ故か、切迫した感はあっても暗さや失望感は振り落とされ、それこそナニクソの勢いで光の方へと手を伸ばす力強さに満ち満ちています。このスカッとした快活さはやはり吉野寿の人柄であり、腹を括った男にしか出せないパワー。ゲストが賑やかに集まった 「直に掴み取れ」 なんかは、愉快さも相まって今を生きる希望そのものを映してる。

Rating: 8.3/10



eastern youth「街の底」ミュージックビデオ - YouTube