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Takaakira "Taka" Goto 「Classical Punk and Echoes Under the Beauty」

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Classical Punk And Echoes Under The Beauty [国内盤] (MGNF1020)

Classical Punk And Echoes Under The Beauty [国内盤] (MGNF1020)

MONO のギタリストによる初のソロアルバム。


ここでは彼のトレードマークであるトレモロ轟音ギターは封印され、クラシカルな作曲家としての側面にスポットを当てた内容となっています。悲愴感を湛えたストリングス/ピアノと Taka 氏の穏やかなクリーントーンが折り重なり、少しずつ色味と表情を移ろわせて展開していくチェンバーロックインストゥルメンタル。しかしながらその音で描き出される情景は MONO 本隊と地続きにあるもの。荒涼とした大地を思わせるスケール感の中、茫洋とした悲哀、シリアスさと美しさ、深く落とされた影とおぼろげな光が丁寧に表現されています。 Godspeed You! Black EmperorSigur Rós の影響下にあるのはやはり明白なのですが、感傷的な旋律を書く際に邦人ならではのベタさが表れるのは抗えない血といった感じで、リズム抜きの 「Silence of Eden」 などはもはやメロドラマ的とも言える哀感の奔流に、分かっちゃいるがどうしてもと胸を打たれてしまう。だいたい曲名だってどうだコレ。彼の内なる心象風景 (中二魂) を轟音とは別の形で紡ぎ上げた架空のサウンドトラック。アルバム表題がちょうどこの作品を差すひとつのジャンル名ですね。

Rating: 6.7/10


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