Jaga Jazzist 「Starfire」

ノルウェー出身の8人組による、5年4ヶ月ぶり6作目。


元メンバーを擁する同郷の Shining もそうですが、もうジャズって言ったもの勝ち的な。前作 「One-Armed Bandit」 の時点でも結構なプログレ化が進行していましたが、今作においてはかつてのジャズ感、トラッド感、あるいはポストロック感も後退し、かなり直球の 70's プログレッシブ・ロックに行き着いています。5曲50分と大曲ばかりが犇めき、重厚かつ壮大なサウンドスケープは大気圏を越えて宇宙まで到達。神秘的なムード、ダイナミックな凄味を持って聴き手を圧倒してきます。しかし難解なばかりではなく肉体的な面においてもガッツリとしたビルドアップが成されており、特にリズム隊のグルーヴ感はいくらでも飯が食える勢いの強靭さ。この躍動感が先の読めない楽曲構成のスリルを助長し、中弛みを許さない。果てしないコスモを感じる表題曲 「Starfire」 や劇的なカタルシスに満ちた 「Big City Music」 などに加え、何故か新幹線から幽玄の美しさをインスパイアされた、そのまま 「Shinkansen」 という曲もあったりするので日本人プログレッシャーにとっては特に語り所が多いでしょう。今までよりも頭のネジが飛んだ感のある濃ゆい一発。

Rating: 7.8/10



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