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Aimer 「DAWN」

A

DAWN

DAWN

2011年デビューのシンガーによる、約1年ぶりフルレンス3作目。


自分が初めて彼女の歌を聴いたのは Galileo Galilei へのゲスト参加時ですが、なんとも不思議な磁場を持ったヴォーカリストだなと。ジャズ/シャンソン風の低く囁くようなミッドロウから、フォーク/カントリーの軽やかな清涼感、またはゴスペルの聖性と力強さも兼ね備えたような、実にニュアンスに富んだ歌唱力。しかし技量をあからさまに見せつけるのではなく、背後には常に冷たさや憂鬱さを纏ったナイーブなムードがあり、感情を豊かに表現しながらもその目線は常に自分自身に向かってる。敢えて似たタイプを挙げるなら SalyuLOVE PSYCHEDELICO なんかになるのかなと思いますが、内省を深いエモーションに変えて立ち昇らせる、その激しさを内包した歌は確かなオリジナリティを感じさせます。前半 「Believe Be:leave」 「Noir! Noir!」 などでは目の覚めるような美しいポップネスが胸を打ち、菅野よう子提供の 「誰か、海を。」 やヘヴィなグルーヴが渦巻く 「LAST STARDUST」 では彼女の全霊が込められているといっても言い過ぎではないはず。アルバム表題の通り深い闇から微かな光を目指すような、ドラマチックな幻想性を湛えた良質ポップス。

Rating: 7.7/10



Aimer 『Believe Be:leave』