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今年のミナホ何見たらええねん2015私的10選

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最近だいぶ涼しくなってきましたね。ということでミナホの季節が今年もやってきました。例年に倣いアホほどの数が出演しており、もはやタイムテーブルを把握するだけでも一仕事なわけですが、その中で自分のアンテナに引っかかったものを紹介してみるという企画です。昨年もこの企画やって割とご好評を頂いたので、味を占めたという感じです。実際にイベントに行かない方もこういう良い感じのバンドがいましたよということで、よかったらご参考までに。以下出演時間順に10組。




PELICAN FANCLUB (10/10 17:00 @ DROP)

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2012年結成の4人組。今回色々と試聴した中で一番ビビッときたのが彼らでした。80年代ニューウェーブ/ドリームポップの要素を消化し、あくまで J-POP の明瞭な魅力へと繋げるセンスは Galileo Galilei を連想させるもの。美しさとシニカルさが入り混じった歌詞の中にも、彼らなりのエモーションが滲んでいてグッと惹き込まれる。最近は洋楽志向、80年代に着想を得た若手バンドが急増しているように見受けられますが、その中でも他とは違った魅力を持ってるんじゃないかなと。



PELICAN FANCLUB - Dali (MV) - YouTube




psybava (10/10 21:00 @ AtlantiQs)

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兵庫は川西出身の5人組。名前からしてぶっ飛んだアグレッシブなサウンドを聴かせてくれるのかなと思ったら、試聴できる限りではむしろ激情に頼らないポストロックと言うか、 toeSPECIAL OTHERS に近い音楽性でした。大らかに流れるグルーヴ感の中、管楽器を効果的に用いながら雄大でセンチメンタルなサウンドスケープが広がる。これはこれで面白い。ジャジーな質感も多分に含んでいますが、何処か関西らしいいなたさを感じるあたりがミソでしょうかね。この音楽性に AtlantiQs は窮屈すぎる気もしますが。



psybava『tempo』MV - YouTube




溺れたエビの検死報告書 (10/11 14:00 @ SUN HALL)

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京都発のエビたち。これはフジロックやライジングにも出てたし知ってる人多いですよね。自分は割と前から名前だけは知ってましたが、不運にもライブは今に至るまで見れずにいる状態です。とりあえずこのヴィジュアルで興味を持つなというのが無理というもの。実は以前にミニアルバムを聴いたことがあるのですが、その音源だけではどうにもライブのイメージ、現場の雰囲気というものが十分には掴み取れない。なので今回のミナホが絶好の機会というわけです。よろしくお願いします。



溺れたエビの検死報告書 official acc【 イソギンチャクノ上デ踊レ! 】'14.07.20




Special Favorite Music (10/11 14:15 @ OSAKA MUSE)

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2014年結成の9人組。大所帯編成によるファンク、トラッド、ニューウェーブ、シティポップなどをごった煮にしたパーティーミュージック。上の PELICAN FANCLUB が湿っぽい情感を表していたのに対し、こちらは刹那的な享楽、そのアッパーな多幸感と一抹の切なさに焦点を合わせた、いかにも都会的でスタイリッシュな印象が強いですね。90年代渋谷系の最も芳醇でヒップだった部分を継承した、懐かしさと新しさが交わった音楽。 Shiggy Jr. や tofubeats が好きな人には刺さりやすいはず。



Special Favorite Music "GOLD" (Official Music Video)




沖ちづる (10/11 16:00 @ Soap opera classics)

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95年生まれのシンガーソングライター。アコースティックギター一本の至ってシンプルな弾き語りスタイル。決して激情を曝け出したり、ガーリーな若々しさをアピールするものではない。むしろ湯川潮音なんかに近い柔らかく澄んだ声質の、昔ながらのフォークソングという感じなんですが、その歌声が発する感情表現の奥ゆかしさ、そこから生まれるある種の緊張感は目を見張るものがあります。素朴で等身大、時にはそれ以上の暖かさと冷たさが感じられる。



沖ちづる 「街の灯かり」Short Film - YouTube




魔法少女になり隊 (10/11 16:00 @ FANJ twice)

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彼らもロッキン出てたしそれなりに知ってる人多いでしょうね。アニソン×ゲーム×パラパラ×メタルと極端なようで実は隣の畑どうしな気もするジャンル配合により、ここ日本でしか生まれ得ないバカみたいにキャッチーなエレクトロポップを精製する5人組。ヴォーカルの女の子の素人レベルな歌唱力や、ヴォイヴォイうるさい男ヴォーカルのキモい動きなど含め、各メンバーのキャラが異様に立っていて視覚的インパクトもバッチリ。現在はどうもベースの人が病気療養中なのが残念ですが、今回のミナホも引っ掻き回してくれることでしょう。



Mahoushojo-ni-naritai 魔法少女になり隊 - “RE-BI-TE-TO” | Japan Nite 2015,Austin| Music Video Recorder | Sony




ONIGAWARA (10/11 16:15 @ OSAKA MUSE)

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あまり円満とは言えない形で解散してしまった竹内電気のメンバーによる新ユニット。エセ山下達郎みたいな風貌だった斉藤伸也がいいとこのわんぱく少年みたいになって帰ってきたよ!彼らもまた80年代シンセポップをルーツとするバンドのひとつですが、彼らは80年代がどういう時代だったかを十分に理解してる。キメてるんだけど何処かズレてる、最新型なんだけど何故かコミカル。この憎めない味わいこそ80年代の本質のひとつじゃないかと。個人的には竹内電気もミナホで見てたので、この帰還は少し感慨深いものがありますね。



ONIGAWARA 「エビバディOK?」 - YouTube




Marmalade butcher (10/11 17:15 @ FANJ)

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「モテるインスト」 を標榜する4人組。いったいどういう層にモテようとしているのか。超絶テクニカルなマスロック/プログレッシブメタル残響レコード勢の鋭さやピコリーモ風味も織り交ぜ、とにかく情報量の多さでブッ飛ばすカオティックな演奏を展開しています。このうち残響っぽさというのがひとつポイントで、凄まじく目まぐるしいんだけどあまり難解という印象はなく、むしろ 9mm や時雨のインスト特化版という感じで若干ポップな感触もあったり。ミナホ的には珍しい類のバンドかもしれません。



Marmalade butcher - Anima - YouTube




Shortstraw (10/12 14:15 @ JANUS)

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南アフリカヨハネスブルグ出身の5人組。ミナホには稀少な海外勢です。アフリカというので Talking Heads みたいなアフロビートをやるのかと安直に考えてたら、もっとストレートで牧歌的な、衒いの無い US インディロックを演ってました。最近の日本の若手にもインディロックから影響を受けたバンドは数多くいますが、何かとインテリ臭かったりスノッビーになりがちな日本人とは違い、彼らはなんとも明朗で清々しく、自然さがある。ミナホ終了後には Sawagi とともに日本ツアーを行うとのこと。



Shortstraw - OMG (Official Video) - YouTube




Jin-Machine (10/12 14:15 @ OSAKA RUIDO)

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仙台の5人組。うーん、なんでミナホに出るんだろ?もうちょっと TPO をわきまえてほしいですよね。仙台と言えば有名なのは仙台貨物ですが、まあだいたいあんな感じを思ってもらえれば間違いないかと。確か俺が最初に見た彼らの動画と言えば、メンバーがラムちゃんのコスプレしてゴリラみたいな大声でわめいてる映像だったんですけどね。中心メンバーの閣下はライブでV系の魅力を分かりやすく伝えてくれるとのことなので、当日うっかりルイードに迷い込んだ人にもれなくひどい偏見を植え付けてくれることでしょう。



Jin-Machine 「宇宙忍者アメリカ」 MV SPOT - YouTube




こんな感じで10組ですが、上に挙げただけでもすでに被りがキツいことになっててどうしたもんかと。もしこれ以外にもオススメのバンドなどあれば教えてくださいませ。余計頭を悩ませることになりますが。