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Rose McDowall 「Cut with the Cake Knife」

Cut With the Cake Knife

Cut With the Cake Knife

グラスゴー出身のシンガーによる、2004年発表作のリイシュー盤。


Strawberry Switchblade であるところの彼女。今作はお蔵入りと化した SS の 2nd 作のために作られた楽曲を彼女のソロにあてがったということらしいです。正しく発掘音源。当たり前と言えば当たり前だけど、もう当時の時代感バリバリな音です。チープな質感のシンセに、チャキチャキ軽やかに鳴らされるクリーンギター。当時隆盛を極めていたであろうニューウェーブネオアコサウンド、その中でも特にライトでポップな類。ファッション的にはゴスをキッチュかつクールに着こなしていた彼女ですが、音的にはゴスと言うか The Cure のポップサイドをさらに薄めた、いかにもバブルガム・ポップといった印象。ただ最近のインディ界隈でも当時の音から多かれ少なかれ影響を受けた若手が名を上げてきているわけで、例えば Grimes や Chvrches なんかは正しく直系と言えるだろうし、 Passion Pit や M83 だって源流を辿っていけば彼女に行き着くかもしれない。ドリーミーでセンチメンタルな 「Crystal Nights」 や 「Don't Fear the Reaper」 など、今の30代40代は聴いたら悶死する人も多いんじゃなかろうか。資料的価値はあると思います。

Rating: 7.0/10



Rose McDowall: Tibet [Official Audio] - YouTube