2015年間ベストジャケット10選
今年も年の瀬がやってきましたよー!恒例締め括り企画のジャケット編でございます。以下リリース順にドドッとどうぞー。ほぼ原寸大でお送りします。
Napalm Death 「Apex Predator - Easy Meat」
初っ端からなんかごめんなさい。彼らの露悪的な暴力性をコンパクトに詰め込んで提示した秀逸カヴァーですね。
highfashionparalyze 「人は様々な自虐の唄を鳴らす」
夥しい数の目に一瞬体がゾワッとする。彼らの表現に重要なモチーフとして人体の器官、血と肉、その温度があり、眼球ももちろんそのひとつ。
女王蜂 「奇麗」
とりあえずインパクトは飛び抜けてる。不敵な笑みを浮かべるアヴちゃんの表情は新たな自分を曝け出す予兆のようであり、まるで何かに降伏してるかのようにも見えますね。
Faith Healer 「Cosmic Troubles」
どう考えても人を寄せつける気のないグロテスクな歯ジャケは、実際の中身と全くなんの関係もないで賞。
BAROQUE 「PLANETARY SECRET」
アルバム表題に沿って宇宙、惑星をテーマとしたラグジュアリー感溢れるパッケージ。このスペーシーなセンスは 「sug life」 から地続きのもの。
レミ街 「フ ェ ネ ス テ ィ カ」
細部に至るまでの色彩の鮮やかさが圧倒的ですらあるイラスト。可愛らしくノスタルジックでありつつ、同時にアウトサイダーアートの偏執的な危うさもそこはかとなく感じます。
ぺトロールズ 「Renaissance」
画像だと全く分かりませんが、これ約20cm辺の正三角形紙ジャケなんですね。久しぶりに現物で持っておきたいと思った変形ジャケ大賞。とっても置き場所に困る。
Chvrches 「Every Open Eye」
スタイリッシュかつリッチなバンドの特色が良く表れていますが、直感的に妙なエロさがあると思ってしまったのは俺だけではないはず。すみません。
きのこ帝国 「猫とアレルギー」
俺ずっと犬派だと思ってたんですが、今年は何だか猫に癒されることが多いんですよね。左上の子が特に好き。
Oneohtrix Point Never 「Garden of Delete」
ペイントで適当に書き殴っただけのようなイラストなのに、薄ら寒い恐怖にも似た存在感のある二次元の彫像。なんだか夢に出てきそうである。