2015年間ベストトラック20選

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今年のベスト企画楽曲編です。よろしくお願いします。うす。




20. MONOEYES 「Run Run」

A Mirage In The Sun

A Mirage In The Sun

みんな大好き細美アニキが久しぶりに直球のポップパンクを演ってくれたよ!ということで安心安定のクオリティ。エルレよりもどっしりした渋味がありつつ、この青臭い切迫感、力強さの中から滲み渡る切なさには思わず拳を上げてしまう。サマソニでライブ見たけどみんな少年のように楽しそうでしたね。



MONOEYES - Run Run(Music Video)




19. Aimer 「Believe Be:leave」

DAWN

DAWN

Aimer の声には不思議な魔力があると思う。一応彼女もアニソン畑に属するのでしょうが、所謂パワフルだとかヒロイックといった印象だけには収まらない。凛々しさと柔らかさの混ざり合った、不思議な心地良さがある絶妙な声の揺らぎ。このフォーキーな曲はその表現力の深みを軽やかに伝えてくれます。



Aimer 『Believe Be:leave』




18. ねごと 「endless」

VISION(初回生産限定盤)(DVD付)

VISION(初回生産限定盤)(DVD付)

最近のねごとの中では頭一つ抜きん出たキラーチューン。昨年の CDJ で聴いた時にとても印象的だったのですが、より艶やかに垢抜けて、肩肘の張ってない余裕を感じますね。この曲ニューウェーブっぽいと書いたら Twitter で瑞紀さんに 「特に意識してない」 って言われちゃってね。精進します。うす。



ねごと 『endless』




17. Mew 「Satellites」

+ -

+ -

新作 「+-」 の方向性を象徴する、目映い光に満ちた壮大なオープナー。もともと彼らはプログレやハードロックの影響を根底に感じさせるバンドでしたが、それが大きく芽を出し、過去最高にメジャー感のある王道をガッツリ貫いてみせました。ある種の決意を感じる。



Mew - Satellites (Official Video)




16. HEALTH 「Stonefist」

Death Magic

Death Magic

新たなるキラーチューンの誕生。よりエレクトロニックな質感を増しつつ、グラグラと身体を揺さぶるファットなダンスグルーヴは彼らの得意技のひとつ。ひどく刹那的、かつクールな熱量の発露。 MV も相変わらず悪趣味一直線で頼もしい限りです。



HEALTH :: STONEFIST :: MUSIC VIDEO




15. Oneohtrix Point Never 「Sticky Drama」

GARDEN OF DELETE [輸入盤CD / 24Pブックレット付] (WARPCD266)_171

GARDEN OF DELETE [輸入盤CD / 24Pブックレット付] (WARPCD266)_171

作品を重ねるたびに音に込められる悪意も数割増しになっている OPN 。彼の意識はノイズ/コラージュからメロディへ移行してるようで、それが最も顕著に表れたリードトラック。サビ (?) の部分は DE DE MOUSE ばりにメロウに感じるのですが、その美しさもグラインドゴアばりの無軌道エディットによって汚泥塗れに。



Sticky Drama - Prologue




14. PELICAN FANCLUB 「Dali」

PELICAN FANCLUB

PELICAN FANCLUB

期待のニューカマーその1。視界がバッと拓けるようなサウンドの瑞々しさ、光と影のカラフルさ、その何とも雄弁なこと。新人らしからぬ表現力でインディの有象無象から一歩飛び出た4人組です。 MINAMI WHEEL で見れなかったのが悔やまれる。



PELICAN FANCLUB - Dali (MV)




13. パスピエ 「つくり囃子」

まず仮面にスーツというのがあざとすぎる。いかにもフェティシズムを煽ってやろうという狙いがあからさますぎてね、さすがのおじさんもどうなんだこれはと思っちゃいますよね。しかし大胡田さんしゃなりしゃなりと歩きながら歌い踊る様がキマりまくっててクッソエロいな。いやでもな (冒頭に戻る)



パスピエ - つくり囃子




12. 血眼 「涙のブラウニー」

whiteout

whiteout

期待のニューカマーその2。なぜ上の PELICAN FANCLUB をミナホで見なかったかというと彼女たちを見ていたからです。すでにバンド名は変更されて音楽性にも変革が起きており、現在では彼女たちにとってこの曲はライトすぎるかと思いますが、しかしここにある原石の輝きに間違いはないと信じています。



血眼「涙のブラウニー」MV




11. Jinmenusagi × daoko × GOMESS × Paranel 「ごめんね」

D.I.Y. -MEMORIES AND WINTER-

D.I.Y. -MEMORIES AND WINTER-

  • アーティスト: LOW HIGH WHO?,Jinmenusagi,daoko,GOMESS,Paranel,doboku,*+Ω+*,ろはに,A.Y.A,Kuroyagi,naclear,Momose,COASARU,灯汰,Reatmo,HIЯOM.S,DubbyMaple,雨風食堂,EeMu,DJ6月,Utatane/Nayuta,waniwave,bOOo,tototeruru,Ryuuta Takaki
  • 出版社/メーカー: LOW HIGH WHO? PRODUCTION
  • 発売日: 2015/01/21
  • メディア: CD
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インディーレーベル LOW HIGH WHO? オールスター的コラボ。しかしパーティー感や大仰さはなく、冬の冷たさと温かさと染み渡るリリカルな一曲。現在 daoko と Jinmenusagi はレーベルを離脱済みで、言わばこの曲が思い出の卒業制作。いつまでも同じ場所にはいられない若者の感情の揺れがここに刻まれているようで、歌詞のメッセージ以上に様々な思いを深読みしてしまう。



ごめんね / Jinmenusagi × daoko × GOMESS × Paranel





10. Girl Band 「Why They Hide Their Bodies Under My Garage?」

Early Years [Analog]

Early Years [Analog]

テクノプロデューサー Blawen のカヴァーということですが、ヤケクソのノイズをぶつけて実に痛快なカタルシスを生み出す人力トランスへと変貌。かつての The Rapture に通じるセンスがありつつ、それよりも下世話で野蛮な衝動が発散された秀逸カヴァーです。嘔吐のような気色悪いエフェクトもある意味いかにもノイズバンドらしい悪趣味さで最高。



Girl Band - Why They Hide Their Bodies Under My Garage?




9. 妖精帝國 「Shadow Corps」

SHADOW CORPS[e](シャドウ コヲプス)(DVD付)

SHADOW CORPS[e](シャドウ コヲプス)(DVD付)

最初にこの曲を試聴した時、彼らがまるで日和っていないことを瞬時に確認できて嬉しくなってました。ちょうど 「帝國」 には 「軍隊」 が必要だという、生まれるべくして生まれた新しい代表曲。中詰のコーラスパートでは力強く拳を突き上げるオタクたちの姿がありありと目に浮かびますね。



【妖精帝國】NEW ALBUM「SHADOW CORPS[e](シャドウ コヲプス)」Lead Track 「Shadow Corps」Music Video




8. 悠木碧アールデコラージュ ラミラージュ」

イシュメル(初回限定盤)(DVD付)

イシュメル(初回限定盤)(DVD付)

この不可思議でプログレッシブな音楽性はまるで新居昭乃ALI PROJECT の融合のような、ゴスロリ曲解大国日本ならではの産物でしょう。悠木さんの歌い手としての器用な役者っぷりを存分に引き立てる、濃厚な甘さが耳一杯に広がるアルバムリード曲。



悠木碧 アールデコラージュ ラミラージュ Music Video(short ver.)




7. Spangle call Lilli line 「azure」

ghost is dead

ghost is dead

何故今までスルーしていたのかというミュージシャンはどうしても現れるもので、今年の新作でようやく手を付けた SCLL 。音響派ポストロック通過後のサウンドデザインと、涼やかに吹き抜けるメロディのバランスが最も高く保たれた秀曲です。ここから過去作へ遡り、またゼロ年代の迷宮へ道が広がるかと思うと胸が躍りますね。



Spangle call Lilli line 「azure」 (Official Music Video)




6. レミ街 「CATCH」

フ ェ ネ ス テ ィ カ

フ ェ ネ ス テ ィ カ

トクマルシューゴに通じるトイポップ/フォークトロニカの牧歌的でカラフルな世界観、それをさらに柔らかなタッチで、濃密に、何気なくドラマチックに仕立てた一曲。アコースティックとエレクトロの境目は完全に溶け去り、聴き込むほどに音の隅々まで探索が出来そうな味わい深さがあります。



レミ街 Remigai - "CATCH" Official Music Video (2015)




5. Jamie xx 「I Know There's Gonna Be (Good Times) ft. Young Thug, Popcaan」

イン・カラー

イン・カラー

これは元ネタの The Persuasions 「Good Times」 を聴いてようやく凄さが分かった。原曲のアカペラコーラスをほとんどそのまま活かしつつ、ゲスト陣の流暢なラップを交えて拡大解釈し、単なるサンプリングには終わらないリスペクトに満ちた再構築を実現しています。現代と過去がクロスして未来へと繋がる、なんて感動的なセッション。



Jamie XX - I Know There's Gonna Be (Good Times) ft. Young Thug, Popcaan




4. おとぎ話 「COSMOS」

CULTURE CLUB

CULTURE CLUB

彼らの一切奇を衒わないストレートな感情表現は、彼らの存在を知った約10年前よりむしろ今現在の方がストレートに胸に刺さってくる。時代の潮流に左右されず、常に足元を見失わずに進んできたからこそのエヴァーグリーンな輝きがここにはあります。涙も笑顔もあるってとても素敵なこと。



おとぎ話 "COSMOS" (Official Music Video)




3. Björk 「Lionsong」

Vulnicura

Vulnicura

ひとたび声を発した瞬間からこちらの意識は釘付けになる。冷たいエレクトロニクスと荘厳なオーケストラは従来からの彼女の十八番ですが、敢えて革新性よりも彼女本来の歌の魅力を引き出すことに注力し、一番の武器を丁寧に磨き上げた強固な魅力。 「Joga」 や 「Army of Me」 を自ら更新する名曲です。



björk: lionsong




2. 女王蜂 「ヴィーナス」

ヴィーナス(完全生産限定盤)

ヴィーナス(完全生産限定盤)

解散の危機を乗り越えて見事に返り咲いた女王蜂。本格復活第一弾の狼煙となったシングルはもはや 「デスコ」 に取って代わるキラーチューン。新メンバーひばりくんの存在感もしっかり出しつつ、正しく蝶のように舞って蜂のように刺す、ゴージャスでエグい一発です。



女王蜂 『ヴィーナス MUSIC VIDEO(FULL VERSION)』




1. 水曜日のカンパネラ 「ラー」

ジパング

ジパング

今年大きな躍進を遂げたトリックスターであるところのカンパネラ。敏感に流行を掴んだクールなトラックと脱力ラップの組み合わせは作品を重ねる毎に精度を増していましたが、今のところこの曲がその頂点ではないかと。変則的ダンスビートはオーディエンスを挑発しているようであり、コムアイにとってもひとつの挑戦だと思いますが、飄々と乗りこなす彼女の立ち振る舞いは何だか自由そのものを見ているよう。



水曜日のカンパネラ『ラー』