読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる








Plastic Tree「剥製」

剥製(初回限定盤)

剥製(初回限定盤)

3年ぶりとなるフルレンス13作目。


佐藤ケンケン加入から早6年。現在のプラはある意味過去最高にバンドらしい状態と言えるかもしれません。今回も作詞作曲ともにメンバー4人全員がペンを執っていますが、特に詞に関しては竜太朗以外のものがグッと増え、そのイニシアチブはほとんど均等に近い状態。誰かひとりがプラの世界観の中枢を頑なに握っている、ということでも無くなってきました。かと言って内容が散漫になっているわけではなく、過去20年に渡るキャリアの末に築き上げられたプラというブランド、そのパブリックイメージに沿うように皆が同じ方向を向いています(明は少々飛び道具気味ですが)。ネオサイケからメタルまで幅広いエッセンスの詰まったギターサウンドを軸とし、骨太に鍛えられつつもヴォーカルには相変わらずナイーブな空気感を残したプラ節の応酬。正直なところ前作「インク」と比べてメロディの取っ掛かりは弱く感じるし、アレンジ面でもさほど大きな驚きというのは無いのですが、それでも彼らの持ち味はきっちり出ているかと。個人的には中盤、マッドチェスターを模したような「インソムニアブルース」や、艶やかな透明感が際立った「float」なんかがお気に入り。

Rating: 6.4/10



Plastic Tree - 「剥製」【Trailer】