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Iggy Pop「Post Pop Depression」

Post Depression

Post Depression

約4年ぶりとなる通算17作目。


イギーに関しては押さえてるのが名盤の誉れ高い The Stooges 初期作とソロ初期作のみ、そこから一気にすっ飛んでこの新作で初めて現在進行形のイギーに触れるという、よくいるタイプのポーザーであるところの俺です。今作はジャケットにも現れている通り Josh Homme がプロデュースを担当、ということで QOTSA 本隊に通じるデザートロックの感触もありますが、むしろ今年の頭に亡くなった盟友 David Bowie へと餞を贈るかのように、洒脱でダークな雰囲気を纏ったアートロック/バロックポップの様相を呈しています。苦み走った声で豊かに抑揚をつけるイギーのヴォーカルは一貫して気品に満ち、しかしその内側には青白く燃えるエモーションの熱さを確かに感じさせる。中盤「Sunday」「Vulture」に入ると特にシアトリカルな要素が強くなり、彼が野獣であると同時に達者なパフォーマーであるということを改めて印象付けられる。確かに背後にはボウイの死という大きな出来事が透けて見えますが、トリビュートであると同時に彼自身の深い年輪による説得力をしっかりと感じさせる、色んな意味で彼にしか作れないアルバムではないかと思います。

Rating: 7.4/10



Iggy Pop - Sunday | #PostPopDepression