読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる








Gotch「Good New Times」

G

Good New Times

Good New Times

2年2ヶ月ぶりとなるソロ2作目。


シンプルかつタフなハードロックへと向かっていたアジカン本隊からのフィードバックが生かされてるのか、インディフォーク/エレクトロの要素を柔軟に取り入れていた前作と比較すると、今回はロック本来の肉体性に重点があるように思います。60年代のサイケデリア、あるいは90年代のオルタナティブに由来する分厚く荒々しいギターサウンド。アジカンほどキャッチーだったり快活というわけではないですが、代わりに彼のソロならではの牧歌的でレイドバックしたグルーヴ、または実験的な音響性も生かされており、おそらく現在の彼の脳内モードを忠実に表した内容だろうと。空間を埋め尽くす轟音セッションが聴き応えガッツリの「Paper Moon」、またピアノの情感に満ちた響きが印象的な「The Sun is Not Down」や、ダイナミックな熱量が迸る「Life is Too Long」なんかにしても、アウトロでは演奏陣のセッションを長めに取っており、豊かなジャムの展開が歌と同等、もしくはそれ以上の雄弁さを持って迫ってくる。もちろんメッセージが弱いというわけではなく、表題曲「Good New Times」の背中を軽く押してくれるポジティブさも良い。これぞグッド・タイムズ。

Rating: 7.4/10



Gotch 『Good New Times』Music Video