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Crystal Castles「Amnesty (I)」

Amnesty

Amnesty

トロント出身の2人組による、約4年ぶり4作目。


キナ臭い確執の果てにヴォーカリスト Alice Glass が脱退。サウンド面においては Ethan Kath の方がキーを握ってはいたものの、ゴスメイクを施してオーディエンスとの取っ組み合いも辞さない Alice の存在感がこのユニットの大きな魅力であったため、この新作に対しては期待と不安の入り混じった心境でした。ただ新加入した Edith Frances 、彼女もまたフォトジェニックな出で立ち、かつ負けん気の強いライオットガールのようで、おそらく Kath の中にはフロントマンかくあるべしという明確な像があるのでしょう。そして楽曲の方は従来のウィッチハウス/エレクトロパンクを踏襲し、昨今のダブステップ/トラップも加味。良い意味で粗雑な音圧の強さとフックを備えたメロディ、その裏側に潜むのは毒気の強くストレンジな耽美主義。かつての CC の主要素をよりシンプルに、ショートカットの明快さで叩き付ける、ある意味パンクっ気の強く表れた内容です。新体制になっての仕切り直しという意味では少々パンチが弱い気もしますが、「Fleece」「Frail」「Concrete」など、フロアの熱狂へダイレクトに油を注ぐエッジィなナンバーが多数。やはり現場を見ねば、か。

Rating: 7.4/10



Crystal Castles - Concrete