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lynch.「AVANTGARDE」

AVANTGARDE (初回限定盤)

AVANTGARDE (初回限定盤)

11ヶ月ぶりとなる8作目。


もちろん世間一般から見れば lynch. は十分に過激ではあるのですが、結成以来ずっと同じ方向性を突き詰め続けてきた彼らに、もはやアヴァンギャルド(前衛的、革新的)という印象は正直言ってないのですね。むしろモダンなへヴィロックと正統派 V-ROCK を融合させることに成功した第一人者という、ひとつの王道、「スタンダード」だと自分は思っています。異端児と言うよりは良くも悪くも優等生的であると。そして今回も同様に、何処を切っても lynch. 印の疾走ヘヴィチューンの連打。何かと横道に逸れて音楽性の幅を広げたがる傾向のあるヴィジュアル系界隈において、この潔さはやはり稀なものだと思うし、ここ最近においてはマンネリに陥らずに従来の個性をますます深化させることに成功していたのですが、うーん今回はちょっと手垢のついた部分が多い。勢いは十分にあるけれども、あくまでも他のアルバムで聴けた楽曲の亜流に留まってしまってるなという印象。やはり1年未満というインターバルは短すぎたか。次作では例えば外部プロデューサーを招くなどして、少しばかり変革を意識してもいいのではと。

Rating: 6.0/10



F.A.K.E. / lynch.