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Animals As Leaders「The Madness of Many」

The Madness of Many

The Madness of Many

ワシントン出身の3人組による、約2年半ぶり4作目。


ジャズやフュージョンの要素も咀嚼したインスト・プログレッシブメタルなのですが、他のプログレ、あるいはマスコア/カオティックコアバンドを寄せ付けないほどの緻密さ。目を疑うほどにネックの図太い多弦ギターをフル活用し、類稀なるテクニックを以て放たれる音階の絨毯爆撃はもはや笑うしかない凄まじさです。彼らの作品を聴くのはセルフタイトルのデビュー作以来なのですが、その頃から目指す方向性がさらに洗練、鍛錬され、複雑怪奇でありつつスタイリッシュとも言えるフォルムを獲得してるように思います。エキゾチックな如何わしさを撒き散らす「Arithmophobia」に始まり、シンセの挿入でサイバー SF 的世界観を演出する「Ectogenesis」、何処となくブルージーな渋い哀愁を感じさせる「Private Visions of the World」、そしてアコースティックギターの使用により繊細で奥ゆかしい側面もアピールする「The Brain Dance」など、楽曲ごとに少しずつ趣向を変え、速弾き/変拍子の嵐で金太郎飴化しそうな楽曲に確かな色味を加えています。一見カオティックなようでいてこの上なく強固な秩序により形成されたメタルの宇宙。

Rating: 7.2/10



ANIMALS AS LEADERS - Arithmophobia