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DECAYS「Baby who wanders」

D

Baby who wanders(初回生産限定盤A)(DVD付)

Baby who wanders(初回生産限定盤A)(DVD付)

Die(DIR EN GREY)を中心とする6人組の初フルレンス。


DIR EN GREY の楽曲で作曲クレジットに Die と明記されているものを思い返してみると、例えば「予感」や「理由」「audrey」といったメロディアスな曲の印象が特に強かった気がします。この DECAYS は彼らのデカダンなヴィジュアル、または現在のディル本隊の音楽性から考えると非常にポップ。メタル由来のへヴィネスからは距離を置き、ある意味真っ当に J-ROCK らしいビートロックの直線的な疾走感がキモ。おそらく Die にとっての嗜好の根幹、原点回帰とも受け取れる曲が多く並んでいます。それを絢爛に彩るのが中村中のスマートな中に蠱惑的な面も見せる情感豊かなヴォーカル、そして Ayasa の燃え上がるように立ち昇るヴァイオリン。絶妙にエキゾチックでありつつ、ダークな空気感と明快なポップネスのバランスは、聴きようによっては BUCK-TICK に通じる部分も多いかと。現在のディルが非常に前衛的な変化を遂げた今、こういった90年代テイストの強いサウンドは逆に新鮮ではあります。ただ現代なりにアップデートしたとは言い切れない悪い意味での古臭さ、気恥ずかしさを感じる場面も多々ある。現代へのカウンターと捉えるには少々弱いか。

Rating: 6.1/10



DECAYS「愛と哀を遺さず... <Baby who wanders Ver.>」【Short Ver.】