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The Jesus and Mary Chain「Damage and Joy」

Damage & Joy

Damage & Joy

約19年ぶりとなる7作目。


かつてのようなフィードバックノイズを期待するとだいぶ肩透かしを食らうかも。淡々とした演奏に淡々とした歌声。たまに瑞々しいポップなメロディが顔を出したり、それなりに快活にアップリフトすることもあるけれど、基本的には意地でも力を入れてなるものかとばかりにレイドバックした、オルタナティブロックの熟された渋味で満たされています。それは Velvet Underground を想起させる部分もあるし、もしくは「Evil Heat」期の Primal Scream だったり、最近だと Deerhunter なんかにも通じる、ささくれ立った素っ気ない音の裏側からジワリジワリと滲み出るサイケな感触。「Amputation」や「Get On Home」の実に簡素なビートを聴いていると、まるで Reid 兄弟のみで作り上げたデモトラックを聴いているような心地になるし、Isobel Campbell(Belle and Sebastian)参加の 「The Two of Us」、Sky Ferreira 参加の「Black and Blues」といった男女デュエット曲などでは歌モノとしての側面が際立ち、ノイズ/シューゲイザー云々以前に彼らもまた由緒正しい UK ロックの系譜の中にあるということを実感させられる。復活第1弾としては地味すぎる感は否めませんけども。

Rating: 6.4/10



The Jesus And Mary Chain - Always Sad (official video)