BLOC PARTY. 「A WEEKEND IN THE CITY」

ロンドン出身、前作で大きく注目を浴びた4人組による2作目。


その前作をまともに聴いてないのでアレなんですけど、 「こんなバンドだったっけ?」 と思った。ニューウェーブリバイバルの中心的存在という認識だったんですが、確かにギターリフなんかはそういった匂いが感じられますけど、むしろ印象的なのはそのドラマ性。 「SONG FOR CLAY (DISAPPEAR HERE)」 は情感たっぷりのヴォーカルに始まり、厚みのある演奏がガッと切り込んでくるんですが、ベタとも言える程に分かりやすい抑揚がメロディやアレンジにつけられてて凄く入り込みやすい。 MUSE に通じるクサさと言うか、それくらいドラマチックなメリハリがあって強く引き込まれます。また 「WAITING FOR THE 7.18」 や 「KREUZBERG」 は雪のような冷たさと暖かさが同居したムードで、包容力のあるメロディとサウンドがグッと涙腺を刺激してくれる。この辺は Mew を彷彿とさせるかも。タイトに流れるような演奏も聴き応えがあるし、今作で一気に垢抜けたんじゃないでしょうか。凄く気に入りました。


Rating: 8.8/10
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