少女-ロリヰタ-23区 「Brand New Ward」
- アーティスト: 少女-ロリヰタ-23区
- 出版社/メーカー: Independent Label Council Japan(IND/DAS)(M)
- 発売日: 2007/11/07
- メディア: CD
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オサレ気取りのバンド名とは裏腹にえらくヘヴィな音を出しててビックリした。ゴリゴリの厚みで突き刺すギターやバタバタ忙しなく疾走するドラムといった演奏ではヘヴィネスを貫き、表面は対照的に線の細いヴォーカルとキラキラした端正なヴィジュメロでコーティングといった方向性。挨拶代わりとばかりに毒々しいリフをガツンと叩きつける 「ジェノセンス」 で始まり、派手にパラパラトランス入った 「スーパーノヴァ」 、高速で疾走しながらミクスチャーに寄ったりジャズに寄ったりする過剰なアレンジが笑える 「Red Room」 、アグレッシブなグルーヴ感が一番強く出た 「G線上レトリック」 、後期 THE MAD CAPSULE MARKETS みたいなデジタルハードコア状態の 「VIRUS」 等々、ハードな聴き応えを兼ね備えたヴィジュポップの佳曲がズラリ揃ってます。8曲目 「しろいうた」 以外はアッパーな曲ばかりを揃えて攻めの姿勢を崩さない所も、若さ故のフレッシュな勢いが溢れてる感じで個人的にはアリ。バンドの持つポテンシャルが密度濃く詰め込まれた、パワーのある一発だと思います。