Lady Gaga 「Born This Way」

Born This Way: Int'l Deluxe Edition

オリジナルフルレンスとしては2年9ヶ月ぶりとなる2作目。

ガガ様は凡てを超越する。もはやその一挙手一投足が我々の斜め上を行くスーパーセレブですが、楽曲の方もある意味エクストリーム。前のアルバムはリズムやアレンジにそれなりの変化があったと思うのですが、今回はもう頭からケツまでイケイケアゲアゲのエレクトロダンスポップで統一。熱線のようなシンセと4つ打ちビートが交錯するとことんゴージャスな仕上がり、なおかつ歌詞は一貫してエロティック、スキャンダラス、そして過剰なほどの自信。元々 「Bad Romance」 や 「Telephone」 といったシングルナンバーを偏聴していた身としてはこれほど美味しい盤もない。今作で言えば輪をかけてゴージャスな表題曲 「Born This Way」 、ガガ様の王道路線を踏襲する 「Judas」 、ラテン風味な曲調が若干 Basement Jaxx を彷彿とさせる 「Americano」 、セクシーかつエッジィに身体を突き上げる 「Scheiße」 、さらにはヒロイックな力強さすら身につけた 「Highway Unicorn (Road to Love)」 なんかも素敵。細かい難癖つけるアンチなど武装形態で蹂躙し、全世界をファックする彼女の勇姿が焼き付けられた一枚。いったい誰が止められようか。

Rating: 8.0/10
Links: 【公式】 【公式（ユニバーサル）】 【MySpace】 【Wikipedia】