GLAY 「SUMMERDELICS」
- アーティスト: GLAY
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2017/07/12
- メディア: CD
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昨年の VJS でようやく GLAY のライブを体験することができまして、その時には彼らの国民的バンドとしての器のデカさ、J-ROCK の王道を突き進む実直さというものを改めて強く感じました。今回の新作ではその王道を踏まえつつ、良い意味で落ち着かない勢いや遊び心もあり、未だフレッシュな彼らの魅力を十分アピールし得る内容かと思います。表題通りテーマは「夏」。彼らの描く夏とは一体どんなものなのか、いざ蓋を開けてみればほぼ全編がアッパー曲で占められており、「ロングラン」などでは壮大な開放感が目一杯に溢れ、その一方で GLAY の十八番とも言えるバラードは敢えて排除。ライブ/フェスの熱気こそが夏の季語だろうという単純明快なコンセプト…にも拘わらず1曲目は何故か「シン・ゾンビ」という耳を疑う怪曲なのですが。その後にも HISASHI が絶妙にレールから外れた曲をアクセントとして置きつつ、メンバー全員が均等に曲を書くという新たなチャレンジが、程良い曲調の幅広さからある意味とても GLAY らしい和気藹々とした雰囲気に転じてる気がする。ここ最近のシングル曲は全て網羅されてるし、初心者の方にも良いのでは。
Rating: 7.2/10