銀杏BOYZ 「あいどんわなだい」
- アーティスト: 銀杏BOYZ
- 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
- 発売日: 2007/08/22
- メディア: CD
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1曲目 「あいどんわなだい」 。新要素としてシンセや打ち込みを導入してみたり、ドラムはディスコビートを叩いたりしてますが、それがオシャレで垢抜けた方向に向かってるかと言うと全然そんなことはなく、むしろ音のチープさが従来の汚らしさを助長してるように思います。相変わらず演奏は勢い任せでグルーヴィなわけでもないし、やたら高音が強調されてて耳障りで、ヴォーカルはリビドーばかりが先走ってそうなエモさを湛えてて気持ち悪い、キャッチーなインパクト最優先のバカロック。だが、それがいい (言いたいだけ) 。中盤 「おしべとめしべがおっぺけぺー」 とかライブで盛り上がりそうで良いですね。2曲目 「東北新幹線はチヒロちゃんを乗せて」 。こちらは 「東京」 「夜王子と月の姫」 路線のフォーキーな長尺バラード。優しいメロディにドリーミーで純情な歌詞、だけどやっぱり濃ゆいヴォーカルのせいか現実的な人間臭さが付きまとう、実に銀杏らしいストレートな泣きの一曲。2曲とも相変わらず本能剥き出しで、先のこととかまるで考えてなさそうな感じで良かったです。彼らならもっとやれそうな気もしますが。